2007年7月30日月曜日

日本はアジアだった

 欧米のキリスト教圏の国々は(とりあえず三位一体はおいといて)、神だけを信じるのである。しかし、アニミズムが根底にあるアジア圏の人々は、全ての現象や無機物にも神は宿る、という考え方である。つまり政治に置き換えれば、ちょっと乱暴だが、前者は大統領制があっている。後者は、誰が考えたって合議制が合っている。
 中東のイスラム圏の人々は、勿論一神教だが、過酷な土地柄によって「助け合いのコミュニティ」を前提としているので、合議制が合っている。

 今回の参院選挙は、誰か特定の人物なり集団が先導するタイプの政治にダメ出ししたと考えるのが妥当だ。
 日本人の根底には、コレがあるから、欧米の文化を取り入れつつ独自の国家形態を保っていられる訳です。

 これは正しい。

 なので、誰か特定の人物を篭絡しても、「日本」という国体は揺らがないのは、アニミズムに根ざした文化を、日本人のDNAとして保持しているから、という考え方は、結構正しいのではないかと思う次第。僕は公明党信者では全くないが、彼らの信条は、日本的に咀嚼された仏教にある訳で、ユダヤ、キリスト教的政治とは本質部分では相容れないのでは、と考えている。
 ここら辺は、政治的取引の中で、許せる部分と許せない部分を、こっちが心配しなくても分けてやってくれる訳だから、逆に安心してもえーんやないかと思える節がある。

 参議院は、地方に仕事を持って帰るのが「仕事」である。これが今回の選挙の根底にあったのではないか、と考える。
 中央集権に渇が入ったと思って、野中時代のやり方に戻れば、また、日本は安定しだすだろう。それは後退ではなく、日本人のDNAにある、江戸幕府300年安泰の記憶がそうさせているのではないだろうか?

 今の時代に必要な人物は、坂本竜馬ではなく、徳川家康なのかもしれない。

綱渡りの本質は如何に、綱の上でバランスを保つかであり、

綱を渡り終える事ではない。

という、イスラエルの考えがよーくわかった。以下の記事だ。
米政府、イスラエルに10年で300億ドルの軍事支援に合意

 つまり、ユダヤはイスラムとの共同社会を築くつもりはない。このような、戦争の為の資金を他国と枠組みを作るようなやり方が報じられるとは・・・。

 これはイスラムの民にとってみれば、世界的な恫喝に繋がる論拠を与えてしまう快挙だ。エジプトのイスラム同胞団やハマスの論拠を認めたのだ。彼らはユダヤを許さない。なら、世界はイスラムを許さない、という枠組みを作ってしまおう、と。

 つまり、和平合意の枠組みの本質はコレだった。世界経済の中心を手放したくたい一部の経済エリートは戦う道を選んだ。

 しかし、残念な事に、国としての実体を持たない、ハマス等の宗教ベースの組織は、絶対に殲滅できない。ベトナムでアメリカは勝てなかった。ソビエトもアフガンで勝てなかった。そうゆう戦争は、税金で賄うべき戦争なんだろうか?

 予算で戦争はもう勝てないのだ。それを認める事が出来ない一部の人間は、はっきり言って、アタマ悪い。

オヤ、また籤?

 80年代初頭、未だ若かりし頃、何故か周りの人が好きだった尾崎豊が余り好きではなかった。60年代のヒッピームーブメントや反戦ソングを乗り越えた上の歌詞、演奏で流行となった一種快楽追求的なフュージョンやAOR、西海岸系ロックが好きだった僕から見ると、ものすごーく不自然だったし、先ず、歌詞が直情的で気味が悪かったのだ。今更何言うてんねん、という。

 しかし、友人から聞かせて貰った、小山卓治は、なんかは今でも好きで聴いている。

 ライブハウス、というものに始めて足を運んだのも彼が一番最初だった。角松と卓治、この2人は僕にとってものすごい共通点がある。

 先ず、独自の詩世界を持っている。それは彼らにしか出せないもので、彼らのサウンドを比べても全く意味が無い。
 2点目、環境や時代に恵まれておらず、知る人ぞ知る存在であり、2人ともミュージシャンズ・ミュージシャン的な存在である。(勿論、角松の方が売れているが、それがなんとなく卓治らしい)
 3点目、卓治を聞く人は角松を全く認めないだろうし、角松を聞く人は卓治ファンなんか歯牙にもかけないだろう、という点

 よくわからないが、上記3点を含めて、日本ではこの2人が僕にとって最上級のシンガーソングライターなのである、という点。角松が陽とするなら、卓治は陰であり、その逆でもある。

 うーん、卓治が詩を書いて角松が曲とアレンジした歌があれば、もう、それ、すごい事ですよ。絶対実現しそうもないけど・・・

 音楽的なニアミスでいうと、角松の「存在の証明」の「週末」という曲で、卓治バンドでドラムだった河村"カースケ"智康氏が叩いているし、何処にでもいる労働者の「週末」を描いている所なんかは、卓治に通じるものがある。

 また、角松プロデュースで歌った、吉沢梨絵 嬢の「SWEET REVENGE」では、卓治バンドのギター兼アレンジャーだった、原田末秋氏が、ギターで参加している。梨絵嬢のその後のシングル「終われない理由~CUBE~」でも競演してますね。

 角松は、サウンド面のカタルシスを作らせたら右に出る者の居ない秀才だとすると、卓治の作る歌は、まるで映画のワンシーンを見ているような、素晴らしい映像表現を歌詞で再現してしまう天才である。もし、このBlogを見ている角松ファンが居れば、卓治の楽曲に触れて貰いたいし、その逆もしかり、なのである。

※ちなみに表題は、小山卓治を売り出す為に、事務所がとった販促作戦の一つ(らしい・・・)

小山卓治必聴アルバム(つうか、すっげープレミア。だったらはよ再販しろよばかやろう)

1983 1st NG!
1984 2nd ひまわり ※ドラムにカースケ氏参加
1985 3rd Passing ※原田末秋氏ギター、アレンジで参加。超超超超名盤!!
1986 4th The Fool ※原田末秋氏ギター、アレンジで参加
1987 Live On The Move
1989 5th 夢の島

「ねぇママ、僕の事、諦めただなんて嘘だよね?」そんな詩を歌に乗せる事が出来るのは卓治以外にいないハズ。

2007年7月28日土曜日

綱渡りってよく言うけど、綱にも長さがある

 つまり、いつかは渡り終えなければならない。それが「いつ」なのかはわからないが・・・。
 イスラエルとパレスチナの人々が全滅するか、どちらかが壊滅する迄終わらないと思っていた問題の解決の糸口が、再度、見つかっている訳だが、和平合意を何度も経験してきた彼らにとって、今回の流れはどのうように写っているんだろう・・・

 ファタハのアッバス議長はパレスチナを国家として樹立する事が先ず先決で、それが成し得られたら、イスラエルに対する今迄の報復活動でも何でも続けられるんだから、今はおとなしくしとくのが得策だ、というステップを考えているように思う。なので好戦的な人達より手強い交渉相手なのかもしれない。

 周辺アラブ諸国も、それと同調していると考えれば納得がいく。必要なのはイスラエルを、地域的に封殺する事で団結したイメージが強い。

 ただ、この手の戦術は、一部の政策エリートが主導出来ている内は良いのだが、各国の大多数を占める非政権者の意識イメージが、必ずその後で共有され、(1)その共有から漏れた人々への弾圧や、(2)小さい圧力団体のせめぎ合いに移行するケースが多いように思う。

 アラブのイスラム組は勿論"(1)"の方向性を、「話し合い」で誘導したいと考えているだろうし、米国、イスラエルは今迄通り"(2)"の方向性を模索するだろう。
 そして今迄の和平合意や戦争のプロセスで、"(2)"の方向性を繰り返してきた中東は、小さな圧力団体が淘汰されていき、最終的なドクトリンを見出そうとしている。それは、和平交渉と戦争を繰り返した人々が、最後に寄り添うべき原理に落ち着きだした。

 現実的には、(1)と(2)のケースを形作る政策エリート達が、同じように恐れている、エジプトのイスラム同砲団やハマス等の、民族や国家の枠に囚われない地域コミュミティによる合議制が台等してきた事が顕著に物語っている。

 これを考えると、これらの勢力をこれ以上、「人数的にもドクトリン的にも封じ込んで、自分達の利益を確保する為には、和平交渉で、平和で安定した地域社会を再構築するしかない」という決断を下したかのような今回の動きは、些か後ろ向きな交渉のように思えるが、自然な成り行きにも感じる。

 一般庶民は、自分や家族や地域の隣人が安心して暮らせれば、基本、文句は無くなっていくものだと思う。仕事があって飯が食えて、旦那なり嫁なり子供や孫と安全で楽しく暮らせるんなら、地域の治安も回復するハズだ・・・。

2007年7月24日火曜日

グループ間の溝

1.イスラエル、イラン大統領のシリア訪問を批判
2.イスラエルのアラブ人用教科書に、パレスチナ人にとっては「破局」の文字

 後者は、右派の計画と行動に難色を示しだした人達が出てきた、ととればよいか、四面楚歌のイスラエルが心を入れ替える準備をしだしたと思わせたいが為のブラフなのかわからない。

 前者は明らかに、イランは、仲間にはならずとも中立の立場をある期間とって欲しかったのに・・・というの落胆が見える。

 外交素人の僕でさえ、最近のイスラエルは統制がとれなくなってるんじゃないかと思う。7/23にガザを空爆したり、イランを批判したり、教科書の歴史を見直そうとゆう動きだけならまだしも、活字として本当に出版されてしまっていたり、現在、かなりの混乱が起きているか、シオニストの間でも、何かセクト間闘争のようなものが勃発しているような・・・。

 全く統制がとれないのではないか。何となく崩壊しだした感がなくもない。「ヒステリーを起こした○のコ」みたいになってる。

 国が壊れる時は内部からだと思う。WW2の日本、ソ連と似てる。

 この状況は、かなり、ヤバい気がする。

2007年7月23日月曜日

スパイ合戦実況中継(もうこの時点で失敗確定)

イリーガルな情報収集
 不思議なのは、80年代初頭から活躍しているイリーガルを、どうして今の時期に逮捕したかである。あと、この手の話ってFBIの担当でしたっけ。まさか今の今迄、彼の活動を知らなかったわけじゃないよなー。
 じゃ、何で「虚偽の説明をした疑い」だってわかったのよンとか色々ありますが、CIAが泳がせておいたのに、FBIが早まったとかぁ?(FBIの呑んだくれ警官役にイーストウッド先生、熱血FBIのジョニー・デップ、2人のFBI問題児に頭を痛めるFBI長官のトミー・リー・ジョーンズ、CIAの古参エージェントにモーガン・フリーマン、何かとFBIにつっかかる働き盛りのCIAエージェントにクライヴ・オーウェン、捕まった韓国人の取引先相手の武器商人、実はイスラエルの女エージェントにナタリー・ポートマン、元SEALのコック役でスティーヴン・セガールなんてどうでしょう。う~ん、で敵は?)、ハリウッド映画の全半30分みたいな展開じゃなければ、何かの警告を発している事は確かで、それが、「何の」警告かって事です。

 北朝鮮、韓国(場合によっては北経由ロシア、等)多重諜報を行っていた可能性もあります。今の所、起訴、逮捕なので、これから出てくる容疑に注目ですね。
 9.11の時みたいなハッタリを噛ましてくる可能性も高いし、韓国政府が彼に対しどのような救済策をとるかも気になる所。救済策を取らない場合もあるのでそこも気になる。無関係です、と。
 今走っている話としては六カ国競技から派生した「作業部会」の話が一応でかいので、早めたいのか遅らせたいのか、イラク撤退が決まる迄になんとか一発手柄が欲しいなら、「早める方向」への尻叩きかなー。日本が渋ってるのを何とかしろよ、と。
 そして8月にまたまたやってきます墓参の季節かつ、北より早くIAEA査察の入っている弱り目に祟り目の日本への警告かもしれません。

 今度捕まえるのはどこの国かのイリーガルだぞーと。ただ、それに裏をかいて、英国が要求している毒殺事件の身柄引き渡しに応じないロシア向シグナルだったらそのまんまの感じがしてイヤ。

また米国とくっつく
 新潟県中越沖地震で米国と調査団結成。・・・もうIAEAすっ飛ばしますか。補助輪の取れない子供のような気もしないでもないが、何となくIAEA自体が怪しげな政治的な機関のような気がしてるのと(それでも僕なんかは及びもつかないとんでもなくアタマの良い人が揃っている事は間違いない)、日本の技術力とIAEAの技術力の比較が出来ない為何とも言えないが、何かあの発電所に隠し事でもあるのか勘ぐりたくなってきた。

 IAEAの発表稿の検閲でもするつもりかね。日本だけじゃ弱いから、継父に面倒見て貰う為?そもそも何で2機関で調査する必要がある?先ずはそこからだ。てゆうか全く検討がつかん。

BGM:George Benson 「Weekend In L.A(24bitリマスタ)
※つうか日本タイトル酷くナイ?「メローなロスの週末」って・・・もーやー。

BGV:All That Jazz
※Benson の On Broadway が流れ出すとそこはもう日本人の想像を超えるアメリカになる。アメリカさんのこうゆう部分に憧れられた僕らの子供時代はよかったよー。
 で、主人公のロイ・シャイダーの元嫁さんと娘役の女のコが家で旦那(ロイ)相手にダンスを披露する場合はいつ見てもすごいCuteでし。視てない人は是非。

2007年7月22日日曜日

それでも石油は金になる・・・

日本経済新聞の記事
「トルコ経由で欧州諸国にガスを供給するナブコパイプライン計画に参加することでトルコ政府と基本合意した」勿論、欧州文明を土台で支えるエネルギーインフラ基盤を担う一国、としての地位を築く事が狙い、であるわけだけれども、それでも、準EU諸国の中の一国、に成るつもりは一切ないんだろうなー。

 そもそもIAEAを穿った見方で理解すると、「エネルギーインフラの基盤となるのは石油である。石油に代わるエネルギーインフラとなり得る原子力発電を、これ以上、世界的に普及させる事をコントロールしたい。理由は、石油が売れなくなると困る人達が沢山でてくるからである」って事でしょう?

 貧国が石油を買い続ける運用費が出せない、じゃ、安上がりな原子力発電所を作ろうってなった時、IAEAが何してくれんねんって気がする。

 日本でIAEAというと、やはり、先週の新潟県中越沖地震で、文字通り火を噴いた東京電力柏崎刈羽原発への査察が決まった件が最新ではないだろうか。政府は今の時期渋ったみたいだが、成り立ちを考えると、政府の役人からすりゃあ、

「いや、IAEAに査察して貰ったからって、どうにかなるもんじゃないんですよ。アレは政治的に利用する機関であって、技術力なら日本もほぼ一緒ですから。でもこの件を他国に政治利用される危険もちょっとは考えてくださいよあーもーいいや、そんなに査察して貰いてーなら勝手にやれよもー。俺らも調査に関してはケツ持つ必要がねーから楽チンでいいやー」

と言った所だろうか。

 被害範囲を考えればとはいえ、その「被害の具体的な事例」を再度示すべきだ。広島、長崎のデータを今の技術で再検討して提示すべきだ。「通常検出されない物質が検出された」ふーん、で、何が起こって何に影響してどれ位の被害状況が予想されるわけ?・・・成程、で、それは絶対正しくて罰則のある責任がとれて社会活動として法制化迄ケツ持つんですね。

 扱い方の難しい問題ではあるが・・・しかし新潟の知事、何処が擁立した人か知らないけど、自民党なら勉強不足も甚だしいとちゃうの?それともタダのアフォかパフォーマンスの一貫か?査察に来るIAEAって欧米の政治家崩れか、イスラム圏のシンパシーを持った人達とちゃうの?
 個人的に安部総理は、運の無い人、なのではないかと最近思う。

 つうか北朝鮮より先に入られてどーする?(事故とはいえ)

 だから石油は金になるって事か・・・

BGM : Slowing Down the World by Chris Botti
※スティングさんが彼を指して「天使のような顔でマイルスみたいなソロを吹くヤツ」と言ったとか。アルバムはかなりのスムースジャズですけど?

2007年7月20日金曜日

今週も色々あったなぁー

「先の大戦において私の命令だというので、戦線の第一線に立って戦った将兵たちを咎めるわけにはいかない。しかし許しがたいのは、この戦争を計画し、開戦を促し、全部に渡ってそれを行い、なおかつ敗戦の後も引き続き日本の国家権力の有力な立場にあって、指導的役割を果たし戦争責任の回避を行っている者である。瀬島のような者がそれだ」 by 昭和天皇陛下
田中清玄自伝

正に、「緋色の時代」そのままやんけ・・
 冷戦構造の再構築か?と考えるより、大小入り混じった国家同士がお互いの国家の威信と利益を本気で担保したがっているという、本当の意味での分散型地域社会に傾きだした。それが目立った形でニュースなっているだけ、という気がしなくもない。帝国主義全盛時ならこんな話は、もう掃いて捨てる程あったのではないかと思うので。
 そうなると、外相の北に対する、ともすれば今後の展開を一切語らない姿勢、石橋を叩いて渡るような発言も納得がいく。要するに「信用してないんですよ」という事だ。
 しかし、ビジネスの世界は、勿論、商法、契約書内容が全てとは言え、信頼関係なくしては取引がままならないし、例えば、スーパーで食料品を買う時、全て味見してからでないと買わない人ってあまりいないと思うんですね。それって、信用してるからそこ迄しない訳で、例えば、そのスーパーが、腐った食品を売っていて、返品しに行った時、店員から「だってあんた味見しなかったじゃん」等と言われたとしたら・・・

船戸与一:緋色の時代〈上〉〈下〉

さすが、茂さんの血が入った人だよ。つうか放言癖は、俺も一緒だし
 て言うか国際問題発言であれだけ慎重な人が、コレはマズいだろう。一部の人が喜ぶだけじゃん。今これをネタにしていいのはビートたけしくらい。彼が言っていたので、申し訳ないが失笑したネタがある。
 日本は陸上競技で、特に”走る”競技に弱いとの話の中で、「じゃ、ア○○○○マ○の人が出りゃいい。歩くスピードのコントロールが旨くできなくて、じゃんじゃんじゃんじゃん速くなっちゃうんだって。だったらそのまま歩かしてりゃとんでもないスピードで勝てるんじゃないか」とかね。

 あー・・・チョット、チョットチョット。

まぁまぁ一安心てトコか。アルツ・・・さえなけりゃあ。ったくもうっ!
 淡々とやったって事は、発言も回答も事前準備バッチリ且つ今後の見通しもある程度立ってると理解したい。これで少しは前進しそうです。今後の進展に注目です。キーワードは「日朝国交正常化に関する作業部会」。所詮、人間なんて誰しも欠陥だらけ。仲良くやることにこした事はないだろう。部会のイニシアチブと担保取り合戦は忍耐と知恵と、相手が「自分は勝っている」と思わせる内容でないといけない。難しいかもしれないが税金を作業に費やすのではなく、知恵に費やすことこそ重要だ。

もう修行するトシじゃねーだろご両人・・・
 どんだけ長生きなんだよ。84歳で立候補して任期5年って・・・。
 でも、インドでイスラム教徒ってどうなんだろう。隣国のパキスタンや、その他近隣のイスラム圏との関係強化ですかそうですか。地盤固めにスキがないですね。さすがインド・・・。手堅い。ダイバダッタと、印パ戦争で死にかけてインドの山奥で修行したヤマトタケシも喜んでるぜ・・・
愛の戦士 レインボーマン ― ミュージックファイル
「金で心を汚してしまえェ!死ね、死ねー」(注.←子供番組レインボーマンの劇中歌です。念の為。にしても「死ね死ね団」って一体・・・)

BGM:村治"エレガント"佳織 ライア&ソネット


2007年7月19日木曜日

イラク撤退から学ぶ、外交戦の「勝ち方」

 米民主党提出のイラク撤退法案が否決された。これは全く想定通りだったが、かなりの接戦だったようだ。但し、7/17のブログにも書いたが、大統領と同党の古参議員が提出した案はまだ審議されていないし、まだ幾つかあるようだ。非政権の民主党のメンツ的にも、この判断と得票数は中々良い数字に思う。

 しかし撤退や兵員削減はいつかは必ず判断しなければならない話である。韓国や日本に駐留している期間が長すぎるだけで、もう、自国以外に兵を留める理由は、兵を出す側の国民が納得する雰囲気や時流では無いと思うのだ。世界は移動機関や、通信機器の発達で確実に狭くなった。

 これが戦争ビジネスに確実に影響している。また、広範囲にダメージを与える事が出来る兵器の運用開始にも関係があるだろう。

 しかし、イスラエルが、アメリカが撤退か兵員削減した後のこと(予算、兵站等々々々・・・)、言ってしまえば国連にゲタが預けられ、安全(と、彼らの正しい戦争)が担保される迄は、決まらないのでは?

 というのが当面の予想で、もし、削減か撤退が決まった時は、それらのバックアップシステムが整ったか、運用に向けての軌道に乗る算段がついた、と考えるのが無難なように思う。それか、見捨てられるか、というのがあるが、とりあえずそれを考えるのはよそう。

 ターゲット国は、勿論、日本と独国だ。日本は従軍慰安婦問題で、今迄の国連決議が全く無視され、今迄以上の予算を「福祉活動」つぎ込む事になるだろう。ドイツは、ホロコーストの2世問題で、今迄以上の「福祉活動」が求められるだろう。日本、ドイツ共に、国連内での発言権の拡大と、費用面の充実が今迄以上に求められるだろう。日本と独国が勝つ事は許されない。だからある勢力にとって使い途は、まだまだこれからだと言っていい。

 しかし、アメリカの兵力と経済力を核としない国連等どだい無理なのだ。日本はアジアの中での地位を、精神面、論理面で、戦後、初めて真面目に構築しないと、国連加盟国の納得なんてとてもじゃないが得られるとは思えない。また、ドイツは国連抜きで、EUの中で筆頭として暖かく迎えて貰えるだろうか?

 アメリカを核としない国連体制で、イスラエルを守る算段を整えるのが現実的、と言えるならば、世界的な経済エリートは、嫌が応でも、地域の細かい圧力勢力を無視できない。アジアなら、まだ経済力のある日本が居るが、中国の経済力の発展は目覚ましいし、ロシアは日本に自国の法律を強要する等揺さぶりをかけてきている(豊進丸の件等)。ドイツでは、このままいくとまたナショナリズムに火が付くかもしれない。日本はリーマン一揆で終りかねないがそれすら起こる程とは到底思えない。(なんてエラい国民が揃っている国なんだ!)

 そもそも国連の機関である世界銀行で、ネオコン筆頭家老であるポール・ウォルフォウィッツが女性問題で総裁を辞任するなんて話も現実問題として露出した(その時、次の総裁は、アメリカ人が望ましい、なんて話しも米大統領がしたとかしないとか)。そして先月6月末には次代の総裁に、ゴールドマンサックス出身のドイツ系アメリカ人、HB-財務省-国務副長官も勤めたロバート・ゼーリックとなった(GSのアドバイザーもやってたとの記述あり。投資銀行野郎だ。ユダヤ系であるかどうかは知らない。ポール氏より現実的で怖そうなんスけど・・・)。という事は、あまり変わっていないように感じる。

 ベルリンの壁が無くなり、ソビエトがロシアに変わり、民主主義が勝利した後、それまでの西側の秩序は、最大の敵を失った為、結束する必要がなくなり、またぞろ帝国主義が氾濫し始めているのでは無いだろうか。しかし、NATO、EU圏で通貨統合した事実は今になって物凄く意味のある事だったと、その先見の明に頭を下げるしかない。冷戦後の圧力合戦を見越していた-と思うしかないね(リンク先、結構エグイで。見てみて下され!)。一応、地域的な仲裁機関がある、というのは、なんとも心強いではないか。

 となるとアジアである。日本は地理的にEUに参加出来るわけがない。とすると、太平洋圏で、って逃げる訳にもいかない。やってもいいが、じゃ、韓国、北朝鮮、台湾、ロシアは?となる訳でねェ・・・。両方に金出してたんじゃやってけないでしょう。

 これから日本にとって必要なのは、戦前に持っていたアジアの秩序を日本の手で構築するぞっていう気合と論理が必要になってくる訳だが、今度はそれを正しい方向で使用しなくてはならない。で、それを、背負っていくのが、日本のリーダー・・・という風には考えてはいけない。その論理構築のベースとなるのが、日本国憲法に結び付けたい所だが・・・

 あくまで合議制の中のカースト制遵守、これがアジアの鉄則である。WTOに代表される強者の貿易独占なんてありえない。経済エリート&フリーター&ニート共!それが何を意味するか、わかるかってんだコンチクショー!

 六カ国協議を含め、EU圏を見習い、地域の仲裁機関を国連の下部組織として地道に提案し、京都・奈良に茅葺の本拠地を建てていくのがいいのではないか、と思います。(台風の時は色々な人種の職員と村人総出で守るとこれまた一致団結できるのでイイね)

 それを考えると、設立の経緯と意図がなんであれ、豊進丸の件で、国際海洋法裁判所に持ち込んだのはうまかったが、「アジアの何処かに所在地のある」国連の下部機関じゃないのがツラい。

 外相の説明は的を得ているが、対国としては今回も平行線のままか、という幾分尻切れトンボな感じがしなくもない。早く次段階へシフトして欲しい(勝手に話を進めるな!)

 ロシアも合議制の上参加した(したかーないか)、アジアにある、アジア地域に住まう人々の仲裁機関なら納得するだろうけど(そもそもそうゆう機関がアジアにあれば、こんなバカな話になってない筈)、西側諸国の論理で構築された機関にダメ出しされたら、この話を、日本との対話に載せようとしたロシア人の要らぬ嫉妬を買うハメになってしまう。

 しかし、この路線は日本を取り巻く環境では1国対多国の性格を持つ可能性が、現在は多いにあるので慎重に話しを進めるべきだ。あくまでイニシアチブを取るのはバカ多数決の民主主義ではなく、共通の倫理観の最小公倍数であり、それが”民主主義的”に見えれば言う事ナシ。ただ、彼らは、西側機関は利用できる時は利用するが、利用されるのは大嫌いなハズだ。正に「帝政ロシアは屈さない」ってヤツだ。

 そこら辺は、「後ろから平気で人をバッサリ斬れる、瀬島龍三仕込み(*1)」の谷内外務事務次官さん、どう考えているのか、ちょっとお聞きしたいわね。また、「負けない戦」、か。誰が言ったかしらないが(谷内氏が言ったとは思えない。宗旨変えしたかな。それともブラフか)、4.5対5.5で、4.5の勝ちを目指してくれって願う。冒頭に紹介した民主党のイラク撤退案は、得票数では勝った。これは勝利だ。しかし、必要な得票数が得られなかったのは負けだ。こうゆう勝ち方を望みたい。また外務省は、佐藤優が目を付けられて外された後の次世代で有能な奴をガンガン量産して欲しい。その為には、こうゆう問題を現場仕事としてこなしていくのがOJTにもなる。

 で、今回の教訓は、アジア地域版の、国連の専門的に特化した下部機関を、どんどん日本本拠地で作れればいいのにってコトの路線はほぼ間違い無いのではないかと思う。そこで解決出来ない時は国連の上部構造を利用できるって仕組みは良ぐねっぺ?

 例えばアジアの海洋法に関しては日本、農法に関しては中国、原子力はロシア、といった住み分けをする事で、「技術」を分散し、交流を行い、バランスをとるわけだ。1国から直接国連、というのは日本好み、アジア好みではけしてないと思う。

※東京はダメよ。ゴミゴミし過ぎ。エコノミックシビリアンとインテリバカだけ生息してればいーの。絶対、外国人受けのいい京都、奈良か、新潟(えぇ?何でだって?海に面して気候は冬以外いいし、日本の技術力の象徴の発電所が存在しているではないかあっ!)だ。ちなみにちょっと位の火事や地震なんぞで停止させる必要はない。あの場所にあるからこそ抑止力、という見方もできるんでね。肉を切らせて云々、というのは元来日本のお家芸ですんで。あんまり誉められたモンじゃないが・・・

*1:「オフレコ!」vol3(平成18年8月3日発売号)での、田原、佐藤、手嶋対談から。正確には、渡辺幸治・元ロシア大使の発言を佐藤がこう引用している。「谷内だけには気をつけろ。後ろから平気で人をバッサリ斬れる人間だ。瀬島龍三仕込みだ」と。

 これは内務外務関係無く、そうゆうキレ者だ、という意味に僕はとった。あと、この対談はネット公開はしない方がよかった、また削除すべきではと、極私的には思うのだが・・・(A Hrefしちゃってマスけどン)。

 また、狸の田原氏は出てこないが、上記*1を読んだ方は、未読であれば、「インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)」も併読して欲しい。同じく、同書を読んだ方で先の対談を読んでいない方は、リンク先迄ご足労願いたい。幸福な既視感を味わえることと思う。

サブテキスト:瀬島龍三 さんについて
大東亜戦争の実相
沈黙のファイル―「瀬島 龍三」とは何だったのか 新潮文庫

※まぁまぁ・・・一応、両方ってコトで許してちょだいな!

2007年7月18日水曜日

東京新聞

 最近、Blogをつけるようになった関係で、よく新聞(のWebの)の国際政治面の記事を見るようになったのだが、なんとなく、東京新聞に掲載される記事が多い気がする。

 それでなくても気になる記事は東京新聞が多い。いいぞ東京新聞。

 今日気になったのは、大きなニュースが無い時の穴埋め記事的なのだが、無視できない。もっと、こうゆう記事で、世論に訴えていい筈だ。訴求力、という点でかなり見劣りするかもしれないが、報道は、コレを地道に広げていった時、大きな力となる。

 日本とイスラエルとパレスチナの母親達(勿論男親も)の圧力団体は作るべきだと思う。
 拉致や拘束を無くすには、「仲良くやろうよ。お互いの利益になるように」という共通の価値観を持つしかない。何処かで「質」を変えないとダメだろう。。
 日本には、「ゆく川の流れは絶えずして、しかも、元の水にあらず」という根源的な考え方がある。川を無くしてしまっては、何かと都合が悪いし、やれる事と言えば、その川をせめて綺麗に保つ努力をする以外にないんだと思う。

 改めてそのきっかけを作ってくれるのは、やはりマスメディアなんだと思うしね。2chでもブログでもいいけど、やはり正論には背景があった方がいいよー。ちょっと古い考え方かもしれないけど。。。

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 始まりますねー。六カ国首脳会議
 アジアの覇権は中国が握るか。日本は1945年に失敗してるから、今度は武力に頼らない方法で旨くやる必要がある。今年の夏を有意義な歴史として教科書に載るような進展を期待したいですね。

BGM/Song:Selfish People/artists:Full Moon
album"Full Moon(紙ジャケ)"
/sax,vo:Gene Dinwidde/g,vo:Buzzy Feiten/ac-p:Niel Larsen/dr,vo:Phillip Wilson/b:Freddie Beckmeier

BGM/Song:Everything Changing/artists:Soul Survivors
album"Soul Survivors"
/vo,b:Freddie Beckmeier/vo:Richard Ingui,Charles Ingui/pf,org,el-p:Niel Larsen/g:Steve Beckmeier(lead),Michael Ziegler/dr:John "Beedo" Dzubak/per:Larry Washington


2007年7月17日火曜日

昨日に引き続き

 豊進丸の件ですが、英国にも何か言ってる。これはロシア元情報機関員のリトビネンコ氏がロンドンで毒殺された事件で、その件に関するロシアのコメントが秀逸。つうかコレに勝る豊進丸についてのコメントが日本に出せるか、いや出せる!頑張れ!頑張ってくれい!
 あと対応のヒントが隠されている事も発見しましたっ!隊長っ!!英露の緊張感から学ぶものもあったとは目から鱗。このロシアのコメントを、誰が出したか、それと、どんなメッセージが含まれているのかよく考えればいいだけだ。

追記:7/18 コメント云々ちゅうか、なんかスルーされた気分&ゲタを勝手に他人に押し付けたような・・・。初めて聞いたよ。そんな組織。96年設立?誰のキモ入りよ?等新たな疑問が山のように出る。しかも初代裁判長日本人って・・・結果は1ヶ月後てェから8月お盆過ぎか。
国際海洋法裁判所

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 閑話休題、イラク駐留のアメリカ軍について、そろそろ撤退の声があがり始めたアメリカ。あれだけ物入りで始めた侵攻を、軟着陸させようとするのは大変だ・・・。大統領が変われば、それ迄の事が水に流れるのかわかりません。
 ただ、そんなような記事を今日よくみかけるんだけど、「共和党の大物議員」って肩書きだけじゃ、不勉強なオイラにゃわかんねーよ。
 自分は紙の新聞は配送して貰ってないので専らネット閲覧組みで、わかんない事があると検索します。

 ジョン・ウォーナー(John William Warner)氏についてはWekiペでも見て下さい。ニクソン政権で海軍長官を務め、後、共和党系連邦上院議員。上院では議事運営委員長、軍事委員長を歴任した方のようです。
 リチャード・ルーガー(Richard Lugar)氏については、ホムペか、なんと、2004年の、船橋洋一(灘-東大-朝日)氏のコラムで一言、ルーガー氏の言説を既に取り上げています。石原のぶてる氏のサイトでも、北朝鮮問題についてのコメントがあります。

 彼らからすれば、チミの支持基盤は共和党のものでもあるんやから、献金に滞りが出る前に止めとけってな忠告なんでしょうか。ただ今の段階だと、宗教基盤で、まだ、突っ走れそうに見えますが、影響力のでかいロビー内部が、宗教対立が引き金で分裂してしまいそうになるなら話は別で、その前に、何かを手をうっておく措置がとられるような気がしてなりません。こんな時道理を求めてブレーキを踏む事を助言するのは、古い人間の役目なのかもしれないな。共和党選挙の為のパフォーマンスで無い事前提ですが。

船橋洋一サブテキスト:
・「グローバリゼーション・トリック
・「日本孤立」(2007/7/20発売だそうです。ちょっと期待)

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 そうなってくると、イスラエル的には、後ろ盾が何枚もいるでしょう。当然、アメリカの穴を軍事的にも、技術的にも、費用的にも埋める事の出来る国ってゆうのは今の所”無い”にせよ、孤立すんのはマズいわけだから、早めに手をうっておくべきですよね~とか書いていたら、こんな記事が。彼らの騒動を収める代わりにイスラエルが期待する見返りは何ですかね?
 追記。日本にはアメリカから圧力がかかってますね。

 喰い付いたら二度と離れねェってか!


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BGM:The Nutcracker くるみ割人形
指揮:Andre Previn/演奏:Royal Philharmonic Orchestra
合唱:Ambrosian Singers(Chorus Master:John McCarthy)
録音:1986/1/29~2/1 Abbey Road No.1 Studio,London

Пётр Ильич Чайковский

 僕はロシア生まれのピョートルさんが大好きです。ドイツで生まれたユダヤ系天才音楽家、Mr.アンドレの指揮が見えてくるようなロンドンのオーケストラもイカしてます。ピョートルさんがもし米国に遊びに行かなかったら、こんな楽しいバレエ組曲にはならなかったかもよ?英国と独国と露国と米国が結びつけた素敵なCDです。是非お試しあれィ!!(あ、是非日本盤でねー)

 さぁさぁ、クララと一緒にお菓子の国へー。

2007年7月16日月曜日

なんなのよ・・・

 ロシア、豊進丸の件、やってくれました。一応、保釈金てことだからねぇ。家族が払うのかしら。それとも税金カナ。安部政権、新潟地震でわたわたしてる時に、どんなコメント出すのか、ちょっと不謹慎ですがドキドキする。そういえば、昨年八月の「吉進丸」の時は、船員の方を銃殺してませんでしたっけ。

 その時の外務省のプレスリリースがまたイカしてるので、久々に覗いてみる・・・。ま、今回もあんまり期待しない方がいいかもしれませんね。人死んでるのにコレじゃあ。

 ただ金出しちゃうと、「わが国固有の領土」で起きた事件なのに、ロシアの法律に則って解決する、ってゆう小学生でもわかる話にまたならないか?

 ロシアは何のシグナルを送ってるのか。

 そろそろ諦めろよって事で、それを素直に受け止めればいいのか、それともワザと北方領土問題を今一度再燃させて、日本のナショナリズムを煽って何か得があるのか。安部政権をからかって面白がってるだけなのか不明。ハハハーみたいな?

 冷静に、彼らの言ってる事の間違いを正せばイーだけじゃん?と、俺なんか単純に思ってしまうのはヘンなのかなぁ。勿論、「国」を背負ってる奴が言わないと意味ないんだけど(首相じゃなくたって背負える奴はイるよ)。

 勿論ご家族の心労や如何に、で、「船長を除く日本人船員16人の解放と船の返還」だから、一人頭・・・なんて計算しちゃう所が日本人のダメな所でもあり、良い所なのかもしれん。

 さて、家族の最上級機関たる日本政府の返答は?

 佐藤優氏が、「産経ビジネスi」で連載している「地球の斬る(本のリンクは以下参照)」で、「吉進丸」の時、コメントくれてましたが、これがもし本当に近い話なら、もう暗澹たる気分になります。

 私も一日本人として、船員の方のご無事を心より願うと共に、今度こそ政府&官僚は真面目に頭をヒネろよと、もう懇願レベルです。ただ官僚だって人間だ。早く家に帰って可愛い嫁さんとセックスでもしてたいと思ってるだろうし、大変な職業だナーって思います。お互い頑張りましょう!ウン!!

サブテキスト:東郷和彦 著
北方領土交渉秘録―失われた五度の機会

サブテキスト:佐藤優 著(産経の連載をまとめたもの。多分続刊あり)
地球を斬る


Amazon の com と jp 使い分け


Nate Harasim
Album"Next In Line"

 歌の無い音楽が好きです。勿論、歌のある音楽も好きですが、同じかそれ以上に好きです。特に詩のある音楽で、しかも日本語だと、詩のフレーズが頭に残ったりするとがイヤだったりするのも関係してるのかなーなんて思います。

 所でamazonは色々な国にあって、普段使ってるのはjpの方ですが、時々comを使います。jpに無い商品(主に音楽CD)があるのかー、と結構ガックリなんですが、comで探すとあったりするので、ちょっと得した気分です。

 また、jpの中古で、時々エラい値段で取引されている音楽CD等がありますが、comで探せば、1.5ドルとかで売ってる場合もあるので、comの商品と比べて(送料込み)で、「安い」と思ったなら、断然comをお勧めしますが・・・(その代わりデリバリに期間がかかったりするのはご愛嬌ってトコで)

 つい先日、jpで何かないかなーと探していた所、Deana Carterの「Live in Concert」を発見!えーライブ盤なんて今まで無かったじゃない。何時出たんだと思いつつ在庫無し。こうなると、何時在庫が入るか見当もつかない輸入版CDの事、また「無いと欲しくなる悲しい人間の性」で、早速comで検索。

 ん。あるじゃん、ってな感じで早速注文する。ただ、それだけだとなんか送料イヤンな感じなので、これもまた、jpで探して無かった、Nate Harasimさんの「Next In Line」というアルバムを購入。Nate Harasimさんは、Smooth Jazz.comでかかっててイイナと思ってた、ピアノ系インストですが、ジャケも(上写真)すごいいいし、あ~早く配達されてこなかなー。すごい楽しみです!

 ただこの人知らない。All Music Guideにもバイオ無し。しかしアメリカはいいよな。こうゆうインストものが一杯出せる土壌があって。日本のお寒い文化状態じゃ無理ですよね。羨ましい・・・

※それはそうと、ジャケ写すっごい綺麗だと思いませんか?
 携帯の待受にしようかなー。


2007年7月14日土曜日

新井田孫三郎

 船戸与一の小説「蝦夷地別件(上)(中)(下)」に出てくる松前藩の番頭です。
 この、男が、実にいい。

 時は江戸末期、蝦夷、松前、江戸が舞台のこの小説に絡むのは、ロシアの南下策と江戸幕府の蝦夷地召上げ。ロシアの占領にあえぐポーランド人が、ロシアの目を蝦夷地に向けさせ様と画策した所から、歯車が動き出します。

 佐藤優の「国家の罠」を読んだ時、あっ、と思ったのは、この小説の主人公の内の一人、「新井田孫三郎」を思いだしたからに他なりません。松前藩はアイヌを相手に権謀術数を施し、江戸幕府は蝦夷を直轄地とせん、として松前藩から取り上げるべく権謀術数を施します。

 本書の解説でも指摘されている、船戸与一の分身である坊主「清澄」に語らせる、松平定信評、「蝦夷地政策に関しては権謀術数の権化」というセリフからもわかるように、元々国際法なんてのがなかった時分の「領土」の考え方は、「獲るか盗られるか」という、かなり植民地政策的というか、帝国主義的で、何かギラギラしたものを感じますね。

 その松前藩の、今で言えば「官僚」にあたる「番頭」の新井田孫三郎と、佐藤優が実にうまい具合に重なったのです。 佐藤優は主に国外の仕事をしていましたが、新井田は主に幕府向けの職務を、持てる力全てを注いで忠実にこなそうとします。
 その通り、新井田は、「職務に忠実」なのであって、「藩主に忠実」な男ではなかったのです。船戸は、この男を描く事によって、現在の日本の官僚の一つの姿を浮き彫りにしたように感じます。

 佐藤氏は、何故か僕には、仕えるべき国民ではなく、「職務」に忠実な官僚像のステレオタイプに見えます。

 まだ未読であれば、ご一読をおススメしたい本です。

 また、アイヌには独特な楽器「トンコリ」というリズム系弦楽器てのがあって、始めて聞いたのは音のみだった為、シンセサイザーかよ!って思いました。ものすごく澄んだ音色の楽器です。これでユーカラ(英雄譚)を語るんですねェ・・・なんでそんな事を知ったかというと、角松敏生氏のアルバム、「INCARNATIO」に入ってたから(へへ)。このアルバムいいですよ。すごく。出来れば、DVDも見た方がいいかと・・・。アイヌのトンコリ奏者、OKIさんと、角氏がどうやってこのアルバムを作っていくか、なんてドキュメンタリーもついてたりするので。ちょっと高いスが・・・。

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船戸与一
蝦夷地別件〈上〉〈中〉〈下〉

佐藤優
国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

OKI(オキ)
「トンコリ」
「Kamuy Kor Nupurpe(カムイ コル ヌプルペ)」



BGM : レイナード・スキナード - Lynyrd Skyned
One More From The Road - Deluxe Edition -
↑濃ゆい~!!


体は「資本」。ココロは「民主主義」。

★人のカラダは金になる★ 比べてはいけないが、比べてしまおう。コレと、コレだ。

 いや~、「体が資本」とはよく言ったものだよ。全く。

 前者の記事で驚いたのが、中国の肝炎患者の数。英仏の総人口より多いって、何型が多いんだろう・・・
 肝炎と言えば数年前、自分も肝炎で、約1ヶ月程会社を休んだ経験があります。風邪かな~と思って病院行って、いつもの薬(*1)を貰って飲んだんだけど効かない。3日たっても熱が全く引かない。
 で、もう一度医者行ったら、「ヘンだね。血液検査やろうか」ってなもので検査して貰ったら、2日後位の夜にその先生から電話を貰った。「肝炎の疑いがあるから、明日はやくに来て!」との事。
 大きめの病院の紹介状を書いて貰い、病院変え。そこで、「A型肝炎」と診断されました。

 これが、B、C型肝炎だったらと思うと・・・ゾっとします。
 会社の皆は、俺がこの話をするとクチを揃えて「酒の飲みすぎだ」、と言われそのたびに、「ちげーよ!口径感染だよ!食い物だよ食い物!」と言っています。

 皆さんは、自分があと余命幾ばくも無いと、医者から言われたら、先ず何をしますか?
 ちなみに、僕が「肝炎」と言われた時、B、C型しか知らなかったんで、あぁ俺の人生もここまでか。まぁ苦しくもなく、楽しくもなく、平穏に暮らせてこれたのはラッキーかもしれん。でも、部屋の片付けをやっとく事が重要だ!と考え、部屋の掃除と、エッチなものの整理と削除にとりかかりましたとさ。

 ちなみに、精密検査してくれた可愛い女医さんに、「ナントカ値(忘れた)が、普通の人の300倍ありますっ!!」って言われたのが妙に面白くて笑ってしまい、「?」な顔されたのが記憶に残っています。

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 で、中国である。何で感染するんでしょうね・・・。そこまで肝炎人口(やな人口だ・・・)が広まったのは何でか?中国から輸入されてくる食い物は大丈夫か?????AならまだしもBとかCは?

 あっ!今騒いでるのって。大丈夫なのかっ!!!と結構大事なのに気付く。

 日本は医療でも介護でも、人手が足りないのはあるが先進国だと思う。中国に協力する(恩を売る)ネタが出来ましたよ。外務省さん。アメリカと手を組んでる場合じゃないですよ!!

 交渉相手を間違えるなよ!もう、そうゆう時代じゃないですよ!!このネタは、アメリカとのラインを強化するネタではなく、中国と対等にお話するネタとしてご利用下さい。

 欧米の企業の土台作りを手伝うのもいいですけど、日本の医療系メーカーのお手伝いも、「国民に見える形で」お願いしまっせー。あと、日露学生フォーラム2007には、鈴木ムネオ氏と佐藤優を、特別セッション講演者として呼ぶといい。セッション最後に、松山千春に"長い夜"か、"君を忘れない"を歌って貰えればペキカンだ!

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 後者のニュースは・・・忘八者とはよく言ったもの。原罪。昔っからある職業なんで、売るのも買うのも男のコの業なのか・・・。ただ呆れてモノも言えない。困ったモンだよ。

 男は全員、去勢でもしますか。女性の皆さん。

*1 My 風邪薬3種の神器
1)タリビット-ニューキロノン系合成抗菌剤(Ofloxacin)
2)ターゼン(セラペプターゼ)-消炎剤。ノド用。蛋白を分解する酵素
3)ペレックス-総合感冒剤/鎮咳,抗ヒスタミン,解熱配合剤/感冒・解熱鎮痛剤


2007年7月12日木曜日

自分の利益と対外交渉の是非と日本のリーダーシップ

 イスラエルのオルメルト首相が、シリアを訪問したのは、こうゆう事だったからかもしれませんね。
 イスラエルは、僕には、今盛んに、「僕たちは本当は戦争はしたくない。友人たちよ。何故僕たちの存在を認めてくれないんだ!」とメッセージを送っているように思えてきた。ただなぁ・・・そんなにうまくいくのか、今後の進展を影ながら応援したい。と、言いつつ、なんでまた兵を入れるのか・・・

 ちなみに、イスラエルで色々テロがあって人々が死んでいる、というとテロを起こす側が非難される事が多いが(勿論、人道的な措置では全く無い)、イスラエルは「国民皆兵国家であるわけだから、民間人なんていない」、と言い切る話も聞く。つまり、全員、国に定められた兵隊であるから、死んでいるのも兵隊だって事だ。この話はもう深すぎてたいての日本人の理解を超えるのではないかと思うなぁ。

 建国以来、支配地域を増やして入植者の家を建ててきた彼の国が・・・。入植者と言えば、「佐藤VS竹村対談(”佐藤" "竹村"でググって頂戴)」で、現ロシア大統領がかなり親イスラエル(というより"親ユダヤ"と言った方がいいかも)に近いという話をしていて中々興味深い。西欧文明型消費社会VSコミュニティ重視型生活様式の闘いという捉え方は、以前の二極冷戦構造の時と同じで、どっちかがガタっとならないと終らないのかもしれない。

 そうなると、日本なんてのは、都市部とそれ以外の関係が、特に悪い訳でもなく、たいがい相互依存しあっているように感じる。
 僕は生まれたのは四国だがその後ずっと東京だ。でも、例えば、GWや盆暮正月になると、勿論海外旅行なんてのに行く人達も多いのだが、僕の会社の周りでも、普通に「実家帰りますわー」なんていう部分も残っていて、勿論、収入格差なんてのはあるんだけど(その分都会はギスギスしてまっせ~)、内戦が起こるなんて深刻な状況にはなっていないし、微妙なバランスを保っているわけでもない、すごい統治と国民性なんだとわかる。

 それはやはり田中カクエイさんに代表される、自分の家(=住む地域)に仕事を持って帰る制度、が、うまく機能していた歴史が支えているものだったのかもしれない。それを考えると、今さかんに与党首相がTVで言っている、公務員リストラしますって何なんだろう。郵政民営化ってのは何だったんだろうと思ってしまう。確かに節税にはなるかもしれないし無駄もなくなるかもしれない。

 でも、切られるのは現場の人間で、切られる人間の家族の生活はどうすんの?と。だから参議院てのは、それを底辺で支える無くしてはいけない制度なんだと初めて気付く。そんな事誰も教えてくれないし、都会に住んでる人間には理解出来かねる話なんだろうけどね。市役所や郵便局の職員減らすんなら、参議院の是非迄、キッチリ論議して欲しいもんだ。じゃ参議院民営化だ。でも誰が彼らの給料出すんだろ。僕は現場の職員に渡す税金なら払ってもいいが、あぐらかいて現場に指示してるバカ共にはビタ一文払いたくないね。

 市役所の職員リストラでも、郵政民営化でも、働いてる人が民間に流れる場合もあれば、残る場合もあるわけで、そうすると、少数精鋭の官僚集団型に移行する事になる。

 そっちの方が人数が少ない分、カースト制さえ引けば統制を取るのは容易いだろうけど、一体誰が統治するのか。日本の国籍を持った人に統治して貰いたいもんです。それを考えると、危険な香りが漂うのは何故ですかね。
 はっきり言って欧米のヒーロー型マネジメントを日本が標榜しても絶対に成功しない。60年代70年代を通して、そんなものを持っていない日本の成長が著しいものだったが(犠牲にしたものも腐るほどあったが・・・家庭、健康、人間らしい生活)、欧米型のマネジメントスタイルを真似するようになった80年代中盤から現在にかけてグダグダになっているのは誰が見たってその通りの事実なんだから。映画はTVに10年遅れてるというけど、日本の政治は、経済界に20年遅れていると踏んだ方がいい。経済界が現在も味わっている、失敗型マネジメントスタイルになれば、日本は絶対に生き残れない。

 上下関係は絶対に「人間力」の世界で勝負して勝つ奴じゃないと心配なんだよ、と、日本人の本能が教えてくれているのではないか、と最近思うのです。

BGM:Change The World/Babyface
from alibum "MTV Unplugged NYC 1997"


2007年7月10日火曜日

実は先日のブロック運びの時に・・・

 いつも会社に行くときに使うリュックの中にブロックを入れて、石材屋と自宅間を1個1個自転車で往復して運ぶというバカな事をしていたら・・・リュックがお亡くなりになりました。ビリ~。などと。

いや、背負ってたリュックを下ろした後、中から、外に出そうとした時だったんでよかったよかった。これが自転車に乗ってリュック背負ってる時だったらと思うと冷や汗が出てきます。

リュックびりっ!ブロックご~ん!幼児と、幼児連れの老婆にドカ~ン!自分、自転車から転げ落ちて自動車に轢かれるみたいな展開にでもなっていたら目も当てられなかったよ。

これも日頃の行いの良さなのか悪さなのか見当もつきませんが、会社行く時のリュックが使用不能になった事には変わりありません。で、新しいのを、東急ハンズ新宿店に見に行く事に。

2Fのバックコーナーで物色していた時、最終候補が2個になりました。一つはカラーリング(黒と黄)もデザインも機能性も気に入ったのですが、背負う肩かけ(でいいのか)の部分が、薄っぺらくPCや箱ファイルなんかを入れたら、痛そう・・・。もう一個は、デザインと機能性、肩かけの部分は厚手で疲れにくそう。だけどカラーリングが黒一色の、いわゆるオヤジ(ビジネス)リュックでした。最終的に、カラーリングの良さと、肩かけの部分の機能性を天秤にかけ・・・カラーリングの良さを捨てる事にしたよ・・・。俺も年だから。で買ったのがコレ

 でも結構正解、満足してます。他人が俺をどう見ようが知った事かよくそぉ、とか思いますが、ポケットも使いたい場所についてるし、底辺の方にある傘入れポケットが以外に使い勝手がよろしい。折り畳み傘専用スペースを持ってるリュックって初めてだけど、結構感動。
 もう一つ。自分は満員電車をウィークデイ毎日経験しています。勿論リュックは背負ったまま乗らないので(たまに背負った奴をみかけるとわざとよっかかったりしてます。ふざけんなー)、当然リュックをかかえるか、手提げする事になるんですが、その手提げ部分が、普通のリュックは薄手の生地だけなんですけど、コレは自転車のハンドルくらいの直径の「やわらか素材(説明できね~)」が加工されてます。リンク先の写真では見にくいかもしれませんが、とてもよろしいですぞ!!

 この「やわらか素材(説明できね~)」加工」した人は絶対、満員電車でリュック手提げしてる人だよ~。アンタは偉い!!という事で、無骨なデザインと黒一色のカラーリングが許せる心の広い方にオススメします。
 ひとつ難点、というかそれで、前述の利点が消されるかというと些細な話なんですが、他のDパックによくついてる、Dパックの横のペットボトル入れポケットがついてない・・・これは後から気付いたんですが、ビジネスマン足るもの、移動中に水分なんかとるなって事でしょうか。まぁあまりつかってなかったのでどーでもいいですが、無いと寂しい。コレ人間の証明。

Progress 1-775 Note Day Pack DX

・・・リュックの名前のダサさ加減にも今は愛着が。いまどき"DX"って・・・


BGM:サン=サーンス交響曲第三番ハ長調作品78「オルガン」
演奏:ボストン交響楽団 ベルイ・ザムコヒアン(オルガン)
指揮:シャルル・ミュンシュ
録音:1959/4/5,6 於シンフォニーホール(ボストン)
※XRCD見本盤の為、amazonリンクはナシ

ドジャーン!!!


奥深い・・・

---1--- イメージ合戦?
興味深い記事を発見。

 一見、まじめな対話路線重視の寄り合いかと思いきや、ちゃんと選挙活動の一環だ、という話まで載せている。
 これでは、この記事の読者が、「この寄り合いに対する素直な考えに水を差す事ががわかった上での話し」になってしまう・・・心理を突くのは人にやるのは面白いが自分にされるのは面白くないぜよ~(勝手ですかそうですか)

 This Is 大人の世界。感心したっ!

---2--- ことばの太道
 朝日の記事でこんなのがある。
 "1"の記事を読んだ後にこれを読むと、微に入り細に入りで、現実にあった話なのだろうが、読者の問題意識を、どこの集中させたいのか見えにくい。領収書の話なのか、政治資金規正法の再改正の話なのか、消費税の話なのか、党の連携の話なのか、もっと他の点を読者に要求しているのか、イマイチばやけてしまっているように思う。
 "1"の登場人物には何処か余裕があるが、"2"の登場人物には余裕がない、とでも言えるか。そもそもこうゆう順番で読んだのが不幸だった気もするよ・・・
 少なくとも困難解決のキビしい話であればある程、代表者には余裕とユーモアを求めたいんだけどな。一部の人は烈火の如く怒るだろうけど。でもそれもパフォーマンスなのかもしれない。と考えるのはヒネ過ぎなんでしょうね。

 誰が言ってたか忘れましたが、「子供が格好イイと思う発言をして行動すれば良いじゃないか」という意見にはすごく共感します。自分が出来ているとはとてもじゃないけど言えませんが。試してみる価値はある。
 勿論、その感性を持つ子供達に、ある個人や集団が押し付けた一定の作為的思考パターンがない、という100%無理な前提を踏まえた上ですが。どっちにしろ純粋なままでいられるのは胎内にいる時のみ、という事ですかね。

---3--- 友達って大切だ
 時事の記事でこんなもがある。
 占領下の土地を返す代わりに得たいものって一体何だろう。
 信頼と友好は金では得られない。中東に広がる、なんでもすり抜けてしまう透明な液体のような存在は、それに包まれたが最後、自分がそれに包まれて、ある一定の思考様式を示してしまう場合も多い。"国"には"法律"という目に見える実体があるが適用範囲が狭い。
 しかし適用範囲に際限が無い、目に見えず空中を漂いながら様々な人達を包み込む霧は振り払いようが無いというのにねぇ・・・。でも利用される、っていうのは、とりあえず"必要とされている"とも言い換えられるわけだから、それもまたアリなのかもしれません。


2007年7月8日日曜日

角松新曲きたっ!!

 何を隠そう、別に隠さなくてもいいか。角松敏生のファンである。おまけにファンクラブ迄入ってたりしてね。角松は、現在FM東京でレギュラーをやってまして、それを毎週ささやかな楽しみみしているんですが、そこでTDKのCMタイアップ曲としてちょびっと流れました(We Are Together!うんたらかんたら)・・・嬉しい。

 FM。う~ん。なんか懐かしい響きだ。10代の頃、「FMステーション」なんて雑誌があってエアチェックしてたなー。
角松がパーソナリティを勤めなければもう聴く事もなかっただろうね。何故かというと、タイマー録音できない+FMアンテナが古過ぎて電波を、YAMAHAのチューナー付きAVアンプ(DSP-AX10)がうまく受信してくれなくザーザーいってるだけになってしまうから・・・。ちなみにこのアンプ結構色々な音場再生機能とかついていたり、擬似サラウンドとか付いていて楽しませて貰いました(実は飽きた)。現在は生産終了して一杯後継機が出てますね。
 ピュアピュア2chアンプに移行した後はホコリ被ってますが・・・

で、どうしようカナーと考えた末、現在のリスニング環境を踏まえ考えた、「欲しい機能」が以下。
1.録音した後、番組を保存するのに便利なシリコンオーディオであること(mp3オーディオ)。
2.できれば、AAC(ipodで録音時に使っている圧縮形式)であること
3.FMがタイマー録音できること
4.安いこと・・・できれば最安値

 で、”2”を満たすものが、2ヶ月位前に探しきれず、買ったのが、iriverのT20 512Mタイプでした(今リンク先みたら生産終了になってんナー)。iPodの60GB持ってるので、容量はどーでもよかったんですが、何故か通販で5,000弱で安売りしてたので購入。探せばもっと安い店があったかもしれないけど、いいや。でも家の立地条件のせいかモノラル録音になっちゃいます・・・。タイマー録音で後から聞けるから良しとしよう。

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角松敏生 Real Sound Jam

■ON AIR曲
Distance/角松敏生 ※アルバム「ALL IS VANITY」に収録
Baby,Come To Me/Patti Austin ※アルバム「Every Home Should Have One」に収録
True/スパンダー・バレー ※知らないっす。
Ways/角松敏生 ※アルバム「INCARNATIO」に収録

※番組中気になった曲
Spinning Toe-Hold/Creation ※On Airナシ。てゆーかかけてくれイ。テリー・ファンクJrの入場曲だ!!アルバム「ピュア・エレクトリック・ソウル」に収録(プロレスラーとして好きだったのはブッチャーだったんだけどね。何故サーベルの柄で殴るんだ。ターガー・ジェット・シン!吹けよ風、呼べよ嵐ィ!「おせっかい(Meddle)」に収録。でんででんででんで・・・)

竹田和夫で思い出したんですが、ドラマ「ムー一族」のテーマゾング「暗闇のレオ」も好きです。この怪ドラマ、「お化けのロックンロール」とか「りんご殺人事件」とか、ドラマの中で歌いだしちゃうんですよね・・・てか、何だよ。「お化けのロックンロール」ってタイトル・・・(おもろ)。ドラマサントラ「ムー/ムー一族」もあるようです。「レオ」と「りんご・・・」は入ってるか不明。そういやー、「プロハンター」もそうだっけ。忘れましたよ。もう。昔の事なんざぁ・・・

Tell Me A Bed Time Story/演者不明(誰?誰か教えて!以下別テイク収録アルバム)

Q様バージョン/アルバム「スタッフ・ライク・ザット」に収録
 fl:Hubert Lows/el-p:Herbie Hancock/Dr:Steve Gadd/b:AnthonyJackson/keys:Richard Tee/g:Eric Gale/per:Ralph MacDonald

笠井紀美子バージョン/アルバム「バタフライ」に収録
 keys,b-vo,vocoder:Herbie Hancock/keys:Webster Lewis/dr:Alphonse Mouzon/b:Paul Jackson/g:Ray Obiedo/per:Bill Summers/sax,b-cl:Bennie Maupin

Patches Stewartバージョン/アルバム「ブロー」に収録
 cl,b,keys,prog,scratch:Marcus Miller/dr:Poogie Bell/fl:James Walker/tb:Steve Baxter

Herbie Hancockの名曲ですねぇ。3テイク位しってますが、ハービー本人プロデュースの笠井紀美子バージョンが好き。


2007年7月7日土曜日

スピーカー用のブロックを購入

 先週日曜日は休みだからまた来てくれと言われてスゴスゴ退散した自分でしたが、今日はやってるだろうと思って石材屋に行ってきました。買ったブロックは4つ。1個230円なり。それも安いか高いかわかりませんが1,000円ならまー良しとするか。で、早速スピーカーの下に設置しようと思ったら、スペースの都合上、一個しか入らない事に気付く・・・

 ダメじゃん!俺。

 となったのですが、まぁ当初の予定通り、スピーカー台になってはいるのでとりあえず満足する。
 コンクリブロックに直接置くのも何なので、Audio Techniccaの「 インシュレーター(AT6099)」を4点支持で置いてみる。KEFiQ9には、付属品としてついている先の尖った支持棒がついているんですが、これが武器のように凶悪なシロモノの為、万が一足に刺さったりしたら穴があくと恐れているので使っていません。これ床に置いたら100%、床にメリ込むよ。

 先のインシュレーターは、以前買った、DENONのスピーカー「SC-CX101-M」用に買ったもので、製品上、小型スピーカー用と謳われている通り、支持という点では、流石にはiQ9には文字通り荷が重いのかにゃ~と思い、何か別のものを物色する予定だったりなかったり。ちなみにこのDENONの小型スピーカーは、自分がピュアOデオの世界に入るキッカケともなったスピーカーです。値段も手頃なのでミニコンのスピーカーと交換してみては如何でしょう・・・。

 縦長スピーカーは、「差込み」しない限りグラつく運命を背負わされているのかしれない。

 サウンドチェックで使ったCDは、

 1.普通のCD、Jeff Lorberの「Flipside
 2.XRCD、村治佳織の「カヴァティーナ」です。

 です。感想を書き出すとOデオマニアにになってしまう為書きませんが、絨毯直上よりはマシになった気がするよ・・・