2008年9月25日木曜日

東京Jazz 2008

今週の月曜日の夜から、年に一回のお楽しみ、東京Jazz 2008を、BSで愉しんでる人も多いと思う。今年の目玉は、何と言っても、今夜放送されたMichel Camiloでしょう。ハイ決まり。終了。

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 Michel Camiloを始めて聞いたのは、ミーハーな自分らしく、SPAINというアルバムで、それで「おぉぉぉぉっ!スゴ過ぎ!」っとファンになってしまい、既発のアルバムを徐々に揃えた口です。音楽は、自分で歌ったり、演奏したりすると楽しいんですが、時々、その楽しさを他の人に伝えられる人がいます。そうゆう人は、極少数の、クインシー・ジョーンズの言葉を借りて言えば、「『キミは音楽をやりないさい』と神様にキスされてから生まれてきた人」の事で、Michel Camiloは間違いなく、神様にディープキス(下品?)されてるに違いありませんので是非、CDを買うだけではなく、ライブに行くともっとイイ事がある気がします。お勧めは、以下だと、ホーンセクションビシバシなラテンジャズ、"One More Once"でしょうか。Just Kiddin'サイコー。テキーラっ!!が気にいった人は、CD2枚組みの"Live at the Blue Note"をドウゾ。

1984 French Toast
 名義はCamiloでは無く、フレンチホルン奏者Peter Gordonのグループで、名曲"Why Not?"の初出が聞けます。つーかAmzon先生、昔のCamiloのCDが1,000円以下で買えるってドユ事ですか?
1985 Why Not?
1986 Suntan(邦題:イン・トリオ)
1988 Michel Camilo
1989 On Fire
1990 On the Other Hand
1993 Rendezvous
1994 One More Once(オススメ)
1996 Thru My Eyes
2000 Spain
2002 Triangulo
2003 Live at the Blue Note
2005 Solo
2006 Rhapsody in Blue
2006 Spain Again
2007 Spirit of the Moment

※今回のTV放送が終わってから寝ようって考えてたんだけど、Camiloの演奏見たら一筆起こしたくなって、ちょっとだけ夜更かししました。所で、Camiloのアルバムはアマゾンの輸入版を買ってたんですが、初期の2作品、"Why Not?"と"Suntun"は、ライナーを今回よくみたら"Shigeyuki Kawashima"の文字が・・・。エレクトリックバード(キングレコード)デビューだったのネ・・・。

2008年9月22日月曜日

Classical R&B AND Modern Country

大体'70年後半~'80年代のアメリカのR&B、Fusionがクロスオーバーした様な楽曲が好きなんですが、当時はガキちょだったもんで、高中とか角松くらいしか聞いてませんで、そうこうしている内に、プロな演奏やヴォーカル、センスの光るアレンジものが'90年代に入ってから徐々に少なくなって、今なんて新人の新譜なんてSmooth JazzかCountryものしか買いませんよって事で、昨日Towerで、また今日はAmazonで頼んでいたCDが届いて嬉しいでつ。
<Bluegrass>
 Sierra Hull : Secrets
<Country>
 Kristy Lee Cook : Why Wait
<R&B,Free Soul>
 BBQ BAND : Brooklyn Bronx & Queens Band
 L.T.D : Love MAGIC
 BAR-KAYS : Propositions
 KLIQUE : It's Winning Time
 Lovesmith : Lovesmith

 R&B系で、上のBBQ BAND以外は、「サーファー・ソウル~アラウンド '80」復刻シリーズ、だそうです。ライナーに当時DJ(今でもか)だった人のコメントがついてますが、なんだよ「サーファー・ソウル」って。
 ホントやめて欲しい。田舎くせぇ。と言いつつ、あの頃はよかった的なモンではなくて、聞いてると楽しくなってくる楽曲ばっかりなので、最近元気が出ないなー、とか思っている方々は如何でしょうか。オッサンオバサンはそれなりに元気になり、若者は、「おぉこうゆうのもアリかもね」なんてなりますよ実際。この手の復刻モノは数を出さない(関係者が手に入れてオワリ)のでお早めにドーゾ。
 この中で「ウワおっ!!」っとなったBar-Kays、コレすごいな~。今聞くと中学生が打ち込みしたのかのかって位フニャフニャでファンキー。1,2曲目は飛ばしてもOKだけど、我慢して3曲目迄いけば、メローAORチューンになるので飛ばさない事をお勧めしますが・・・時代だなぁ・・・。
 L.T.Dは「Love Tendeness and Devotion」の略だって。初めて知ったよ。所でこのシリーズ、誰がどんな楽器やってるかとか一切ライナーに書いてない。安いからイイじゃんとかじゃなく、そこら辺なんとかなんなかったんすかね。
 Lovesmithは存在そのものも知らなかったんスけど、ライナーを読むと兄弟グループみたいですね。でも、小っちゃいアルバムジャケの参加ミュージシャン見ると、Lee Ritnourとか、Wali A Liの名前が(Zingalaってばもうこんな高値かよ・・・)。それなりにアレンジにも気を使っているいる様で生ホーン、生ストリングスでかなり甘めのボーカルでこちらも中々。Luthe Vandrossの80年代のアルバムのバックコーラスで時々見かける、"Michael L.Simith"って人と同一人物ッポイすね。
 BBQについてはもう説明不要ってか。所謂、ChangeとかHigh FassionとかのJacques Fred Petrus、Mauro Malavasi、David RomaniなCHICモドキのおシャレサウンドが楽しめます。Amazonで買うと今1,100円だヨ!?一時期のバカ高値が嘘の様なのでお買い逃しの無いよう。

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 次は、ブルーグラスもの1枚とカントリーもの1枚。ジャンル名は違えど、一卵性双生児の様なモンですネ。Sierra Hullちゃん(上の写真ネ)は17才の天才マンドリン奏者としてフルアルバムデビューしたって事で、運よくタワーレコードで視聴出来て、ポップで癒しなサウンドに可愛げなボーカルがのってます。これは出社時のヘビーローテーションになるな。

 Kristy Lee Cookちゃん(下の写真ネ)は、米国のTV、「アメリカンアイドル」から出てきたそうです。こうゆうの聴くと、あぁやっぱり、R&B聞く奴とかって、米国じゃマイノリティなワケ?とか思っちゃうね。ジャケットいいヨネ。普通に馬に乗ってたりして。南部~、って感じです。日本で馬に乗ってる女のコがジャケットなんてちょっと考えられませんね。う~ん。力強いなぁ。
Anyway、何度もこのBlogには書いてるんだけど、今新譜を出しているカントリー系の女の子のアルバムは日本で言えば'80年代のガールズロックっぽくてすごく聞きやすいし、後ろでアコースティックギターのストロークがジャリジャリ演ってるのが好きな人は一度は聞いて欲しいッスね。今、日本や韓国で流行っている様な16BeatのニセR&Bよりよっぽどしっかり製作されてまっせ。演奏もスゲェ巧いしね。

 という事で今日はここまで。

2008年9月21日日曜日

夏も終わりだが・・・

雨よく降るなぁ・・・今年の夏の東京の週末は雨ばっかりですネ。
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 Amazon観てたら、なんか杏里の80年代中盤のアルバム3枚が紙ジャケ&リマスタで再発されてるので、神保町に靴買いに行った帰りにCD屋で「店買い」してみようと思いたって、小雨の中、チャリで最寄駅までタラタラ。

 神保町で降りると、あっ、結構雨降ってんなぁ、歩くの嫌・・・、とか考えつつ靴屋に直行、靴屋は神保町の駅から1分程度。
 オイラは、靴に関してはここ10数年近くRockportのトレッキングシューズかClarksのカジュアルシューズっぽいのしか買ってない。Rockportイイよ~。これ履くともう他の靴メーカーのに乗り換える気がせん!
 今回もまたまたRockportでいいのがあったので即決め、ついでに今履いてる靴のインナーソールがボロボロなのでそれも交換して貰う。締めて一万五千円弱なり。良い買い物?まぁそう思えばそうなるネ。

 ほいで神保町から半蔵門線、東西線と乗り継いで高田馬場へ。で、CD屋に行こうとしたら・・・店舗改装の為お休み・・・。

 ンアっ!い、いヤっ!!!どうしてそんな事するの?!

 っと、なりつつ、気を持ち直してクラシック&JAZZ店に寄ると、店舗移転記念特別割引セールで、(ほぼ)20%引きになっている。そういえば最近輸入版しか買わないから、ここは一つ、日本人アーティストのアルバムでも買うか、と思ったんですが、なんかイマイチ。
 でも、日本人アーティストのアルバムって大体三千円位じゃないスか。今買うと二千四百円位じゃないスか。意地でも何か買おうと物色してると、候補発見。

 村上"PONTA"秀一の新しいアルバム、7-SEVEN-
 DIMENSION Sixth DimensionLive

 どっちがいいですか?と自問自答しつつ、村上秀一のは、先日BSフジで放送してたのをMP3化してあったので、故・青木智仁氏参加のDIMENSIONに決める。

 ちなみに村上のアルバムは、井上鑑アレンジの「ニッポンのフュージョン」アルバムです。2008年9月30日に、ビルボート東京でライブがあるそうです。また、アルバムと同録(画、か?)のDVDも発売されており、そっちをMP3化するのがオトクではないでしょうか?ボクはお腹イッパイです。

 んで、当初のもう一つの目的だった杏里のアルバム買ぇねぇ。ならタワーレコードへ、って事で、今度は山手線に乗って新宿へ移動。あぁ面倒くせぇ。で、着いて物色。あったので良かった。以前90年頃に再発されたCDには、誰が演奏してるか書いてませんでしたが、今回は、紙ジャケとあって、以前LPに入ってた写真付き歌詞カード付きだよ。

Timely!!(紙ジャケット仕様)
Coool(紙ジャケット仕様)

 BiKiNiは買わなかった。やっぱり2枚目のCDともなると、なんかオマケが欲しいんスけど。という事で、Timely!とCooolには、EPのB面(共に角松アレンジ)が漏れなく付いてきます。

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 Timely!のオマケ"Rember Summer Days"は、夏に失恋した女のコが秋の海を見ながら、冬には新しい恋を探すわ~、という素晴しい曲です。いきなり食い込みシンコペイション炸裂のメローミディアムファンク曲。こうゆうの作らせたら角松は当時(今でもかな)随一でした。角松が傾倒していたという'80初頭のN.Y.Funkの匂いをちょっと感じます。作詞作曲アレンジ角松!
 なんか久しぶりに聞くと新鮮。いきなりオマケの話をしてしまいましたが、このアルバムは、冒頭のドFusionと化して、故・青木智仁氏の若々しいスラップソロが聞ける"Cat's Eye"から、隠れ名曲!"Windy Summer"に繋がり、その後も捨て曲ナシの説明不要の超名盤。今年聞かなかった人は来年の夏迄おあづけです。あ、そうだ。このアルバムにはそう言えばメガヒット曲「悲しみがとまらない」が入ってまして、2003年の角松のライブに出演した杏里が歌ったんですが、この時のトランペットソロがオリジナルトランペッターの数原晋さん。で、アルバムと同じメロディでソロをとってましたヨ。感動したなぁ。

 ・・・あぁ、夏に聞きたかった。

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 Cooolのオマケ"SHARE -愛を二人で-は・・・これ初めて聞くし、オマケ曲なので演奏者の記録ナシなんですけど、Fl-hのソロ。これはアルバムでもホーンセクションで名を連ねているJerry Hey?っぽくもあり、でもなんとなくドラムが江口信夫氏っぽいしもしかしてこの曲だけ角松メンバなのかなぁ?誰か知っている人教えてください。まぁ、曲全体的にも、なんとなく、SEAWINDのメンバーが全員カリフォルニア生まれだったら?というカンジのAORメローチューンって所で。中々良いですがな!プレイヤーは、海外録音で豪華!以下参考。

/dr:Ed Green,Leon Ndugu Chancler/b:Nathan East/g:Paul Jackson.Jr,Carlos Rios/pf,syn:Don Grusin/horns:tp:Jerry Hey,Gary Grant,Larry Hall/sax:Ernie Watts/tb:Charlie Loper

 所謂角松バンドの連中は居無いのだが、「角松の音」になっている気がする。今からしてみれば、カッティングの名手、大御所といった貫禄も出てきたPaul Jackson.jr,や、Gino Vannelliの"Brother to Brother"でステキなカッティングとソロをブチかましていたCarlos Rios、George Dukeバンドや、Harbieのアルバムでもゲスト参加している超グルーヴィードラマー、レオン"ンドゥグ"チャンクラーが入っていたり、SeawindHornの重鎮Jerry Heyにfl-hソロ演って貰ったりと角松敏生やりたい放題ですが、ここら辺は、自身の2ndアルバムで呼べなかった人達や、自分のアレンジをカマす事で、"WEEKEND FLY TO THE SUN"のリベンジ、とも言えるアルバム作りになっている・・・のだが、キーボードの人選だけ?で、本当はRay Chew辺りを連れてきたかったのでは・・・?とか疑ってみる。ただアルバムトータリティって事で言えば、Don Grusionのちょっとイナたいピアノタッチが合っていた、とも言えますネ。

 何はともあれ、この2枚は、「裏角松アルバム」とも呼べる、角松ファンは必携の2枚なのである(BiKiNiはお金があったら買ってみよう。オイラはもうちょっと後でいいや)。そして当時売れまくったこの2枚のアルバムの印税を使って角松青年は、1984年、N.Y.へ旅立つのである・・・。

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 あとカントリーのCD2枚と、80年代ソウルの復刻版買ったんだけど長くなったのでその話は次回ィィィィ。

2008年9月20日土曜日

ここ2ヶ月

 多忙を極めたとか、そんな事は全く無いのですが、以外に充実していたのは確かで毎日がなんとなく楽しい。楽しいので自然と、帰宅してからパソに向かって下らない話を書き込む回数が減る、というわけで足掛け2ヶ月またがりの更新となっちまただよぉ・・・。

 所で、先週末、SMW(Stanley Clark,Marcus Miller,Victor Wooten)のライブに六本木、ビルボード東京迄いそいそとお出掛け。
 2ndステージが21時過ぎスタートなので、会社でチョット残業しつつも余裕で間に合う。あぁ、オレ初めてだよ、六本木ヒルズ見たの。
 ま、どうでもいいけどビルボードのカジュアル席、あれならチケット3千円位にしてくれたらいいのにィ。とかブツブツ言ってる内にお三方登場。

 演奏したのは、SMV名義のアルバム、Thunderからほとんど。
 途中、Victerの超絶ソロパフォーマンス、中盤に一人Jean Pierre~TutuのMarcus、最後はStanleyのWoodと、1時間半程度のライブは、本当にあっというまに終わってしまって、何だか呆然。

 でも旬はやっぱりVicter Wootenだね。ちゃんちゃん。