そもそも日本人とユダヤ人というのは、仲がいいのだろうか。
WW2では有名な、杉原千畝(ちうね)氏や、日本陸軍の樋口季一郎氏のユダヤ難民への措置を見ると、流浪の民であったユダヤ人に対して、人道的な措置をとった事はあったが、彼らにしてみれば、自分の実権が及ぶ範囲で、人を助けたいという、通常の人間なら持っている感情を発露しただけのようにも見える。
現代ではどうだろうか、8月、「エルサレム・サミット東京大会」というのががあったようだ。
イスラエル側からは、モレデット党のベニー・エロン党首、リクードの国会議員団長で国会副議長のギデオン・サール議員、イツハク・アハノビッチ観光大臣、エリ・エリヤフ・コーヘン駐日イスラエル大使ら、日本からは土肥隆一衆議院議員、木俣佳丈参議院議員、藤田幸久参議院議員、山田敏雅元衆議院議員ら
そして集会の最後には、会場に集まった参加者全員が、
① イスラエルが周囲の国々の圧迫、特にテロの脅威から解放されるように、
② 最近、ロシア、エチオピアなどから帰還した新しいユダヤ人住民の生活が経済的に守られるように、
③ イスラエルの人々が、神がその民に本当に何を期待しておられるのかを求め、その使命を悟るように、
④日本とイスラエルがこれからも友好的な関係を保ち、ますます一つとなっていくように、との題目で共に祈りをささげた。
そうだ。これが。宗教と政治の結びつきでなくてなんなのかと首を傾げる今日この頃である。
「反ユダヤという疾風があらゆる方向から吹いているイスラエルの現状を、エジプトからの回復、バビロンからの回復に次ぐ、ユダヤ人の3度目の帰還の時だとし、過去2度の帰還が霊的変化をもたらしたとすれば、3度目(の帰還がもたらす霊的変化)は決して軽くはない。ユダヤ人の帰還は人類の希望」
という意見もあったそうだ。ユダヤ人の帰還は人類の希望、ではなく、ユダヤ人の希望のような気がする。
何故なら人類は全員ユダヤ人ではないからです。では、ユダヤ人以外の人はどうなるんでしょうか?
いや、現状、どうゆう扱いを受け続けているのか知りたいものです。まさか、元々住んでいた人達の土地をブルドーザーで掘り返し、イスラエルの土地として住宅を無理やり建て、難民キャンプにバラまいたクラスター爆弾で子供達が不発弾を踏ん手足がふき飛んだりしてる事態にはなってないとは思いますが。