2007年8月8日水曜日

水産庁

 漁業関連HPで、中々興味深いページを見つけました。最近Blogをつけ始めるようになって、改めて、世界で起こっているニュースを見る機会が増え、それに伴って色々な情報源に触れる機会も増える傾向にあるのは、なんとなく学校で色んな知識を得ようと勉強していた学生時代を思い出させてくれて嬉しい限り。

 漁船拿捕系のニュースで、他国との交渉の主役は、どうも外務省がメインの雰囲気もありますが、やはり現場は、農林水産省主導なんですよね。

 皆さんは農林水産省下、水産庁のホムペってみた事ありますかね・・・

 ものすごい地味!!

 なんかどっかのSE会社さー、なんとか安くつくってあげろよー。すげー可愛そうじゃん。アクセシビリティとか全然無視か。
 まぁITに金かけないで、現場に金かけるって姿勢なのかもしれないが、別にflashバキバキに使うとかそんなの要らないと思うけど、なんとなくみすぼらしい・・・

 ま、それはおいといて、海外漁業情報というメールサービスがあって、水産庁企画課、遠洋課等が不定期に出してる情報が中々興味深い。

 漁業関係者は、一般論崩れの内容で、見るに値しないねーとか思うかもしれないが、こちとらサラリーマンが、このメールを見ると、海里スレスレで、僕らの食卓や飲み屋の肴として愉しませてくれる魚を獲る場合の、現場への注意点、といった、中々お目にかかれない情報満載なので、これは定期的に覗いてみよう、という気にさせられます。

 そこのバックナンバー59で、こんな記述がある。

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 「昨年末('06年末)の日ロ漁業交渉においても、ロシア側は遠洋底びき網漁船による違反の多発について強く非難し、日本側に違反の抑止策について強く求めました」

 「近年、ロシア側は極東水域における密漁取締を強化しており、特に('07年)1月から4月中旬は取締活動を強化する期間として、国境警備局中心に関係省庁が協力して特別作戦「タイフーン2007」を行っております。 
 昨年の拿捕事件がありましたので、我が国遠洋底びき網漁船に係る検査、取締については、他の漁業種類以上に厳しい対応を受ける可能性があります。」

 「毎年のようにロシア側に拿捕されている遠洋底びき網漁業については、他の漁業種類の操業にも多大な悪影響を与えている事実を十分自覚し、関係者が一体となって、違反の根絶に努めるようお願いします。」

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 こうゆう情報はどうなんだろう。漁業協定と言えば、日中、日韓、日露漁業協定が有名ですが、日本の漁船の違反について、もっと詳しい調査も必要ではないかと思えてきた。

 それは綺麗毎を言えば、誰かを罰するとかいうのでは無く、原因が何処にあるのか突き止めて、それをどう解決したらよいか考える為のネタにしなければならない。

 これが意図的に情報適用範囲を狭めて、細かい違反が繰り返されるような事態を意図的に作り出してる、とか思われても心外な筈である。

 もっと情報をオープンにして貰いたい。このページは、偶然Google先生で見つけたのだが、知らない人大勢いるんじゃないかな。

 外務省も頑張れだけど、水産庁も頑張ってくれー。