2007年8月21日火曜日

冷水

 なんかカミングアウトしたい衝動。特に自民礼参とか共産礼拝とかではないのだが、色々最近わからなかくなっている。という事は良い兆候だとなんとなく自覚しだした。

 このBlogをつけだした当初、約2ヶ月前になるが、どんな事を書こうかなーと思っていた矢先、iGoogleの国際ニュース系記事で目を引くものを好んで載せていたのだが、最近「ネトウヨ」なる言葉をさくさくみかける(ネトサヨはあまり見かけない)。

 勿論ニュースソースになるのは新聞のネット掲載記事なのだが、面白い記事(=センセーショナルに映る記事)は、産経と中日と東京新聞、AFP系の記事に集約されている事に気付く。朝日、読売、毎日はほとんど無い。

 で、よくよく調べてみると色々な噂がググれたりするので反省する事しきり。面白い記事はセンセーショナルで、当該内容について憤慨したり膝をうったりする事が多いので、一息呑み込んで租借する事がやはり必要な様だ。

 よくよく自分で考えて、という話は子供の頃から随分聞かされてきたのだが、よくよく考えるのは結構だが、1つの情報に対する、反対のもう一方の情報が無いかどうか、よくよく調べてみる、または、情報を一晩なり特定の期間寝かせてみて、あとでその問題に対して、自分なりの考えを示す事の重大さを最近思い知らされる。

 きっかけのHP(Blog)の主様にはお礼を申し上げたい。

※いやーはづかちィ。でもまた図に乗ってしまうんだろーなー。その時は、某主様のBlog見て頭を冷やそう。(厨な考えを徐々に変えていかなくちゃ、です)

2007年8月20日月曜日

覇権の行方

 太平洋の東西分割提案。すごい提案だ。中国やるなー。ただ日本とロシア3者で協議できるならアリかもしれない。主張する所はした方がいいのではないかと思う。しかしこの提案は・・・ちょっと先が読めない。ロシアは何も言わないんだろうか?これで中露戦争がアメリカとイスラエルの手で捏造されたら、それこそ「気分はもう戦争」じゃん。それはそれで面白いかも。うーん。ハチマキ、メガネ、ボウイー。

 産経のアジ記事と言い切れないんじゃないか?10年スパンで警戒しながら日本の利益になる方向で太平洋の権利を動かしていくのは悪い話しではないので、今後注視していく必要がある(えへへェ)。

 産経、すごい。よくこんな記事載せた!

追記:
 産経の記事をネットで読む時はWikipediaでその素性を眺めてからですぞ!(特に統一教会系記述)

※こんな事書かなあかんとは・・・

2007年8月17日金曜日

俺がうまい“冷や飯”の食い方を教えてやる

 産経の麻生外相、そして次期自民党幹事長最右翼の「評」が実に好意的である。

 にしても記事中の麻生さんの人柄を表しているセリフ、初めて聞いたが、なんとイメージが違うというか、中々面白い人物のようだ。しかし総裁って柄でもない気がする。

 我が道を行きながらなぜか後輩に慕われるちょい悪インテリオヤジって所か。そこはかとなく下品さも兼ね備え、なんとなく喰えない人って感じ?
 アレ、そこは印象かわってないなー。

 この記事見て思った事がもう一つ。
 この人クリスチャンだったんですね。佐藤優の産経連載でなんとなく好印象だったので(と、言っても、佐藤優はクリスチャンだからって贔屓する事はないと思うが・・・)なんか気になってたんで、ちょっと納得しました。なら、イスラムと組むよりユダヤ(イスラエル)と組むのは適任でさーね。

---
 Jeff Lorber絡みで買った、Jay Sotoの"Stay a While"が、いーーーい感じ!

 ギターは、まぁBensonフォロワーなんですが、サウンド作りが、A Blue Sky In L.A.な感じで天気の良い日のドライブや、公園でのお散歩にピッタリですネ。なんか久々にフュージョンな一枚でした。ラス・フリーマンのような、"実は緻密なトータルサウンド!!"という気負いみたいなものがなく、単純に、巧い!気持ちいい!
 アレンジは、前述のJeff Lorberに加え、Darren Rahn、Paul Brownとかです。安心して聞けます。大お勧めデース。

2007年8月15日水曜日

We have cancelled this item from your order.

 がーーーーん。
 上記タイトルのメールが届いた。

 amazon.comフロム米国から送られてくるハズだった、Deana Carterの「Live In Concert」が、在庫無しだと・・・。

 ちょおおおおおショック。

 まぁいいや。その内再販される事を願って時々amazon見てみよう。でもさー。2007年2月発売で、一ヶ月待たされて「We have cancelled this item from your order.」は無いと思うけど在庫が無いなら仕方ない。男の子は諦めが肝心なのだ。

 所で先週、吉沢梨絵ちゃんの「JUICY」を手に入れて、ずっと聴いてます。2000年発売っていうからもう7年前か。
 全曲いいんですが、中でも、2曲目の「no..,NO!」がイイね。何故かこのアルバムで梨絵嬢は怒っており、詞の感じで言うと20代乙女のささくれだった感情むき出しな感じがとてもよろしい。
 ボーナストラックの先行シングルも2曲収められており、そちらも中々。ラストの「ねぇ、何で」は10代の少年(少女?)の挫折感たっぷりのビートバラード系(この表現で正しいかどうかはしらん)。
 昔、角松大先生が杏里のプロデュースをする時、「恋人に振られちゃった女の子」というスタイルでアルバム製作したらしいけど、さしずめ梨絵嬢のこのアルバムは、「彼氏にほっとかれてムカついている彼女」、或いは「彼氏と別れたんだけどウジウジしてる自分が嫌で、何かを探したい彼女」という詞世界のような気がします。
 この独りよがり感が、今風にいうと「萌えぇぇ」ですネ。

 サウンド的には、必要の無い曲間のInterludeがウザい。なんかバランス悪い、というか好みのMIXでは無かった2点を除いて概ね良好。Jay Graydonのソロは中々格好よかったです。また、18曲目「終われない理由~CUBE~」のシングルが出てたので、そっちも買う事にした。シングルのアレンジは、原田末秋御大なので、アルバムのヘロヘロ打ち込みMIXより期待大なのだ。

2007年8月12日日曜日

BS押井特集2 攻殻機動隊/「イノセンス」 2

 そして89年、ありえない事が起こった。士郎正宗が講談社の雑誌で「攻殻機動隊」なる作品を例え不定期とは言え、連載開始したのである。これはかなりエポックメイキングと言わざるを得ない事態であった。

 「未完のまま終わる。絶対に・・・こえー」

 というのが当時の士郎正宗を知るSFファンの偽らざる心情だったのではないだろうか。そして、雑誌掲載があった時点で、切り抜きを作る、なんて古めかしい事をしていた人も多かったのではないだろうか。

 しかし事態は急展開をみせる。連載を終了したばかりか、単行本化までしてしまったのである。そして、「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」として映画化、という事になるのだが、ミリタリ好きな人、SF好きな人、哲学好きな人、宗教にちょっと興味のある人等がコアファンにいて、そんな経緯もあり、士郎正宗ファンにはある意味怖い人が多いのである(自分は末席)。
 例えばダイビングは、元々軍隊のアンダーウォーター接敵訓練を民間用娯楽に置き換えたものだよねー、C4と言えばWW2で米国が開発した可塑性爆薬でしょーぐらいガキでもしってるぜー位のミリタリマニア的要素、サイボーグ、電脳、という言葉の説明も欄外を除いて親切な登場人物による説明はごく限られたSFマニア的要素、その中に出てくる、「GHOST」といったファンタジー的要素を、通常の物語として接して違和感の無い人向けの作品である。この作品は普通の人が読む漫画では決してなく一部のSF、軍事マニア向けのファンタジーがミックスされた限られた人向のパッケージであった。

 現在迄、攻殻機動隊ものは、たった3作で原作は揃う。「攻殻機動隊(1)」、「(1.5)※CD-ROM付」、「(2)」である。
 次作「(3)」がいつ出るのか、またどうゆう形で出るかはわかりませんが。また、攻殻の2巻を理解する為には、「仙術超攻殻オリオン」も一読しておく必要がある。まぁ「~攻殻~」って文字も入ってるし。また、士郎正宗自身の一言コメントと大画面カラーが嬉しい画集「Intron depot (1)」も参考文献でどうぞ。

 ここ迄振り返って、やっと、映画「イノセンス」を見る体制が整う訳です。士郎正宗の作品にしても、押井作品にしても、下準備の知識を仕入れてないとツラいので面倒臭いですが、仕方なし・・・

 で、ハァハァ、映画「イノセンス」は本家の漫画2に比べて随分ウェットだなぁ、というのが第一印象です。
 ただ本家も押井版もどちらも第二弾の方が好きですねぇ。どちらも、「情報の海で生まれた生命体」と融合した後の人物を核として描いている点に於いては一緒ですが、本家2の設定を借りると、この押井2の素子(だった人)は「比較的バトーさんに対して好意(母性?)で接していた素子の摸倣子を(「低知能の変種」であるかどうかは別として)多少強く受け継いだ別人の女性(スピカ、アンタレスとかと同列)」だと考えれば納得いきます。
 しかし「守護天使」は言い過ぎかなぁとも思ったりして。触れあい的な解釈も、単に「元・素子」が、何かのビジネスで、偶然バトーさんと出くわしただけかもしれないんで。ただそうすると、バトーさんが、誤解している変なオヂサンになってしまうので、物語的には成立たない気もするですね。

 本家1.5で軽くバトーを軽くいなしている素子や、本家2でほぼ完全に無視している素子や、OVA版の素子が、本家1の素子に近いのではとも思いますが、本家が恥ずかしがって絶対に書かない素子と人形使いの摸倣子を受け取った女性像を描いたという点においては、こうゆうのもアリかなぁ、と。ただ個人的には素子と一番近い霊格(Ghost)を持ち、更に高いポテンシャルを持って素子をリードでき、恋愛感情に変化出来そうなのって荒巻Bなんだよなー。彼が全身義体化して中年のシヴイおっさんになってたら面白いんだが。名前呼び捨てにしたりして。本家2でも一言、2人が全く同じセリフを別のシチュエーションで喋るシーンもあるし。

 しかしこうゆう感想が考えられたのは、多分このイノセンスという作品の出来が良いからに他なりません。なので、出来れば本家漫画1、映画1、漫画1.5、イノセンス、(仙術超)攻殻オリオン、漫画2という順で作品に接する事をおススメします。
 オリオンは、新巻Bと素子の未来(過去?)の関係を想像出来るのと、Ghostの上空に位置する正宗ワールドを補う上で外せません。

 新巻部長やバトーさんは、進化した人類の、より高度な精神交流が実現する社会の起点に対して、自分が中心となって動けなくちゃイヤ、という我侭より、現在の危機を捌く事の方に重点を置いている為、交わりようがないの?、という質問をどう解釈するかで、この2人の行く末に考えを巡らしてくれ、というのが映画1を作った押井さんのケジメだったようで、そこら辺は原作者より、女性か、若しくはスキだった女はきっとまたアクセスしてくれる筈だと思っている男にやさしい対応だったと言えなくもありません。そうゆう意味では、純粋に映画版第一作目の後日談的「2」としての役割を果たしていると言って良いと思います。

 これを余計なお世話と考えるのが原作マンセー、一般人に対しては恋愛モノに魅せるには説明不足で消化不良、といった印象を与えた事は仕方ないよね。SFって本来完全にオタクな領域ですんで。それを楽しみたけりゃそれなりの基礎知識は必要なのは当然なのにねぇ。
 まぁそれは、各人判断するしかないかな。本家2のドライに未来を模索し続ける主人公こそ、立ち止まらない進化の象徴のようで、より、リアルSFとして迫って来る事は確かですが。

 所で、原作「2」は見る人によって本当に内容理解が違うので面白い。自分の理解は簡単に言えば、

 低知能の変種だったミレニアム(ブタ脳アレイ設計・連結者)と、スピカ(ヒト脳アレイ設計・連結者)の戦いに、荒巻素子が、所属する企業の考査部の仕事で介入する。素子はミレニアムを制圧するが、スピカとアンタレスとの電脳合戦で自爆(フリーズ)してしまう。素子が持っていた珪素生命の設計図と素子の取り扱いについてスピカとアンタレスが揉めている内に、素子が復活(リロード)、スピカと素子で、その珪素生命の去就を決める所迄話しをつけて一応停戦したが・・・、といったストーリーである、・・・と思う。

 何故確証が持てないかというと、幾つかの謎が残る。ちなみに誰か教えて欲しいのだが、

1.スピカとアンタレスとミレニアムと荒巻素子は同一人物ではないか?(草薙素子の分裂症的性格が、「別の義体」を使って発露してるだけ?)

2.荒巻素子が「人形使い」と融合を果たした一人目の人物なのか?(スピカが言うように、草薙と融合する前に、「人形使い」と融合した人物が他に10(16進なら荒巻が3人目って事で2)人、既に居たってことか?素子が言うようにブラフ?)

3.例えば、荒巻とは違う人物(例えばスピカ)が草薙だとする場合、荒巻にある「ピアノ教室の講師だった記憶」というのは公安9課のものではない?

 とか、色々あります。そこいくと「イノセンス」はわかり易いので大親切でしたね。バトーさんの書き方も、そんな元・素子達を、「しょうがねーなぁ勝手ばかりしやがって」と言いつつ眺めている感じで、「縁」は切れてなさそうだし。ただより高次元のヒト的「Ghost」を持つ荒巻Bが、確実に不気味な存在なのが面白い。

 自分的には、はやく「GALGREASE」全編の入った画集をはよーまとめて出しておくれというのがもっかのお願いです。

BS押井特集2 攻殻機動隊/「イノセンス」

 所謂おタク文化というものは、SFと切っても切り離せない関係が70年代中盤~80年代中盤にかけて確かに存在していた。それ以前は、もう筒井大先生や星大先生、松本大先生の作品についてのファンジンで細々と辛うじて生き残っていた文化だった。その最後の作品が'84の押井監督による「ビューティフルドリーマー」だったと今でも考えている。それ以降に登場した作品は、「○○ガンダム」だろうが「マクロス」だろうが、およそSF文化に端を発する日本独特の文化でななく、ただの外国作品の亜流になってしまっているような気がしてならない。
 そして僕もそういった作品を見なくなってしまった。SF文化が好きな人達と、アニメ調の女の子が活躍する作品が好きな人達とはでは、少しだけ違う生き物である。

 しかし、'85年、マイナー系出版社から、そのSF文化の流れを組む作品が、唐突に出てきた。作者は士郎正宗、作品は「アップルシード」。自分はファンジン系に参加するような年齢じゃなかった(少なくとも50年代後半~60年代中盤に生まれている必要がある)し、初めて「アップルシード」を見た時は、昭和40年代の暗黒SFファンジン思想の流れを汲んでいながら、当時蔓延していた、バブル後の世紀末思想みたいなものも取り入れた、近未来を予想させるSFちっくな、SF漫画だったのが、逆に新鮮だった。しかも今時のアニメ調の女の子も主人公として活躍するという、かなりのハイブリッド、エロ性は、中々すごいものがあった(森山塔を知ったのもこの時代であった。あ、関係ナイすね)。

 そんな士郎正宗作品は、知る人ぞ知る作品だっただけに、絶対アニメ化なんかされないだろうし、永久にアングラ文化の中だけの存在なんだろう、と思っていたのだが、自分の様な素人なんかより、アニメ業界のコアな人(SFが好きな人)の目に留まらない筈がない。なので、士郎正宗作品を初版から好んで読んでいる人は、ちょっと昔のおタクさん達なのかもしれない。

 最初に、本人が監督した「ブラックマジック M-66」のOVA以外で、士郎正宗の影響を(というかパクりに近い)濃く受け継いだ作品が目にとまった。「パトレイバー」である。これは士郎作品の「ドミニオン」に出てくる戦車を人型ロボットに変えたものだった。これに絡むのが、押井監督だった。結局自分は、「パクり感」が拭えず、また、アニメは中学以来まーったく見なくなってしまったので、今まで一作品も見ていない。パトレイバーを知ったのは偶々付けていたTVの番宣だったように記憶している。押井監督、原作やるならわかるが、最初から設定だけ間借りしたらパクりやで、と結構ショックを受けた事を覚えている。

※あっ!これだけ書いて攻殻の話にならないし、イノセンスにも行き着かない・・・
<<続く>>

士郎正宗 必修科目
アップルシード
 本編 : アップルシード (1)(2)(3)(4)
 本編(1編)+用語集等オマケ : アップルシードデータブック
 本編(未完)+オリオン用語集+オマケ : アップルシード総集編

ドミニオン
 ドミニオン、コンフリクト編

2007年8月11日土曜日

BS押井特集1 「ビューティフル・ドリーマー」

 1960年代中盤~70年代中盤に生まれた人達の中で、「うる星やつら」は、その名前を知らない人はいないんじゃないか、と思う位有名な作品である。

 ちなみに自分は小中時代サンデー派だったので、一応原作マンセーだった。この為、TVシリーズや、映画第一作にはあまり興味がなく、あまり見ていなかったと記憶している。

 しかし、何が原因か忘れたが、中学2年の時、「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」を見に行った。当時売り出し初期の吉川光司のデビューにして、映画発出演のプロモ映画との抱き合わせだったのも覚えている。

 で、「うる星」だけ見て帰る筈が、この「ビューティフル・ドリーマー」を見終わった後、その吉川主演映画迄見るはめになった。理由は簡単、もう一回「ビューティフル・ドリーマー」を見る為である。
 それ位、子供の自分が面白いと思ったからに違い無いのだが、実は、「よくわからなかった」というのが本音だったのが、今回の、BS特集で判明した。
 おー20年数年ぶりに「あー、そうゆう事だったのかー」と納得したのでちょっとうれしい。

 藤岡さんが声の出演をした怪人は、押井監督自身だったんだ、とか、ラムは高橋留美子大先生の娘的愛玩キャラだったんだ、とか、あの「バク」は、高橋留美子そのものだったんだ、という人間関係を描いたハナシだったんですねー。

 なるほどねー。それで辻褄が合う。「うる星やつら」という魅力的な題材で、押井監督始めスタッフは遊びたかった。しかし現実問題、ラムは高橋留美子のものであって永遠に手に入らない鏡餅だ。だったら「映画という表現方法を用いて独占しちゃえ」って事で、ラム(高橋留美子の娘)に手を出すが、結局あたる君に、その夢を挫かれ(あたるは挫いたつもりはない)、高橋留美子という、実在の人物の分身である、「マルC(高橋が持っている著作権)バク」が、こんな下らない話回収しちゃえって事で、その世界そのものを無に帰してしまう。

 著作者としては、「こんな下らない話白紙にしてしまった」のだが、映画はもう作られて観客は見ているから、最後に出てくる高橋留美子であり、原作マンセーのファン代表の分身である「ラムの子供姿の女の子」から「責任とってね」と言われる。あれはあたる君に言ったのではなく(その上を見上げたショットから)、監督やスタッフ、そしてこの映画を見て「面白い!」と思った観客に対して突きつけた三行半だったのだ。なので、あたる君は理由がわからず落下するのみであった。

 そしてやっと高橋の描く「うる星」の世界に返ってきたあたる達は、これから始まる「高橋の意に沿う、学園祭前日」を始めるのだが、時既に遅し。彼らは映画の尺が無くなってしまっているのに気付いていない。
 そしてそんな登場人物達をあざ笑うかのように出てきた「うる星やつら2」の文字は、あのエンドロールの時間のみ、高橋留美子の世界を描く筈だった「うる星やつら2」の空間を描いてあっかんべーを決め込んでいる押井のアイロニーで、それ以外の時間は、押井監督以下スタッフが大暴れした、「ビューティフル・ドリーマー」という、「うる星やつら」の登場人物だけ間借りして製作した全く別の映画であった、という事だったと、今になって気付く。

 深いぜ押井監督。

 で最後に押井監督の分身である無邪鬼が呟く「あの人らと付き合うのは、並大抵の事やおまへんでー」というセリフ自体は、勿論原作の高橋留美子大先生や、フジテレビの担当、キティの担当、TV版、映画版スタッフ、プロデューサー等、この映画に対して関わった本当に全ての人に対して、押井が呟いた、感謝と尊敬と皮肉の入り混じった言葉であろう。
 そして無邪鬼(=押井)は去るのだが、マルCバクも連れている、という事で、「今後もそんな”夢”をオレは作り続けるよ」、という宣言で、けして身をひいたわけではない、という事だ。

 所で、この映画を見ているが為に、夢を扱う話があると、どうしてもこの映画を思いだしてしまうのです・・・。

 僕が今まで見た中で最大にリスペクトしていたのは、笹本祐一氏の「妖精作戦」シリーズの第二弾、「ハレーション・ゴースト」である。この作品も「夢」をテーマに扱っているが、その小説の1P目をめくると、「ビューティフル・ドリーマー」への謝辞迄乗っている。なんとアマゾン先生で調べると全部絶版ですかそーですか残念です。ただこの作品、PART1から順番に読まれる事を期待します。続き物なのと、未だに名作だと思っておりまする。。

【追記】最近、友人から「涼宮ハルヒの憂鬱」とかいうアニメが面白いから、と、言ってDVDを貸して貰った。「ビューティフル・ドリーマー」と「ハレーション・ゴースト」、自分だったらどう終わらせるか、を夢想してたら、出版できてしまった、って感じでした。30分×十数話、無駄に長く、前述2作の様なスピード感が無いんで惜しい気がしましたネ。

妖精作戦 Part1
妖精作戦 Part2 ハレーション・ゴースト
妖精作戦 Part3 カーニバル・ナイト
妖精作戦 Part4 ラスト・レター

2007年8月8日水曜日

宗教&政治

 そもそも日本人とユダヤ人というのは、仲がいいのだろうか。
 WW2では有名な、杉原千畝(ちうね)氏や、日本陸軍の樋口季一郎氏のユダヤ難民への措置を見ると、流浪の民であったユダヤ人に対して、人道的な措置をとった事はあったが、彼らにしてみれば、自分の実権が及ぶ範囲で、人を助けたいという、通常の人間なら持っている感情を発露しただけのようにも見える。

 現代ではどうだろうか、8月、「エルサレム・サミット東京大会」というのががあったようだ。

 イスラエル側からは、モレデット党のベニー・エロン党首、リクードの国会議員団長で国会副議長のギデオン・サール議員、イツハク・アハノビッチ観光大臣、エリ・エリヤフ・コーヘン駐日イスラエル大使ら、日本からは土肥隆一衆議院議員、木俣佳丈参議院議員、藤田幸久参議院議員、山田敏雅元衆議院議員ら

 そして集会の最後には、会場に集まった参加者全員が、

 ① イスラエルが周囲の国々の圧迫、特にテロの脅威から解放されるように、
 ② 最近、ロシア、エチオピアなどから帰還した新しいユダヤ人住民の生活が経済的に守られるように、
 ③ イスラエルの人々が、神がその民に本当に何を期待しておられるのかを求め、その使命を悟るように、
 ④日本とイスラエルがこれからも友好的な関係を保ち、ますます一つとなっていくように、との題目で共に祈りをささげた。

 そうだ。これが。宗教と政治の結びつきでなくてなんなのかと首を傾げる今日この頃である。

 「反ユダヤという疾風があらゆる方向から吹いているイスラエルの現状を、エジプトからの回復、バビロンからの回復に次ぐ、ユダヤ人の3度目の帰還の時だとし、過去2度の帰還が霊的変化をもたらしたとすれば、3度目(の帰還がもたらす霊的変化)は決して軽くはない。ユダヤ人の帰還は人類の希望」

 という意見もあったそうだ。ユダヤ人の帰還は人類の希望、ではなく、ユダヤ人の希望のような気がする。

 何故なら人類は全員ユダヤ人ではないからです。では、ユダヤ人以外の人はどうなるんでしょうか?

 いや、現状、どうゆう扱いを受け続けているのか知りたいものです。まさか、元々住んでいた人達の土地をブルドーザーで掘り返し、イスラエルの土地として住宅を無理やり建て、難民キャンプにバラまいたクラスター爆弾で子供達が不発弾を踏ん手足がふき飛んだりしてる事態にはなってないとは思いますが。

水産庁

 漁業関連HPで、中々興味深いページを見つけました。最近Blogをつけ始めるようになって、改めて、世界で起こっているニュースを見る機会が増え、それに伴って色々な情報源に触れる機会も増える傾向にあるのは、なんとなく学校で色んな知識を得ようと勉強していた学生時代を思い出させてくれて嬉しい限り。

 漁船拿捕系のニュースで、他国との交渉の主役は、どうも外務省がメインの雰囲気もありますが、やはり現場は、農林水産省主導なんですよね。

 皆さんは農林水産省下、水産庁のホムペってみた事ありますかね・・・

 ものすごい地味!!

 なんかどっかのSE会社さー、なんとか安くつくってあげろよー。すげー可愛そうじゃん。アクセシビリティとか全然無視か。
 まぁITに金かけないで、現場に金かけるって姿勢なのかもしれないが、別にflashバキバキに使うとかそんなの要らないと思うけど、なんとなくみすぼらしい・・・

 ま、それはおいといて、海外漁業情報というメールサービスがあって、水産庁企画課、遠洋課等が不定期に出してる情報が中々興味深い。

 漁業関係者は、一般論崩れの内容で、見るに値しないねーとか思うかもしれないが、こちとらサラリーマンが、このメールを見ると、海里スレスレで、僕らの食卓や飲み屋の肴として愉しませてくれる魚を獲る場合の、現場への注意点、といった、中々お目にかかれない情報満載なので、これは定期的に覗いてみよう、という気にさせられます。

 そこのバックナンバー59で、こんな記述がある。

-------------
 「昨年末('06年末)の日ロ漁業交渉においても、ロシア側は遠洋底びき網漁船による違反の多発について強く非難し、日本側に違反の抑止策について強く求めました」

 「近年、ロシア側は極東水域における密漁取締を強化しており、特に('07年)1月から4月中旬は取締活動を強化する期間として、国境警備局中心に関係省庁が協力して特別作戦「タイフーン2007」を行っております。 
 昨年の拿捕事件がありましたので、我が国遠洋底びき網漁船に係る検査、取締については、他の漁業種類以上に厳しい対応を受ける可能性があります。」

 「毎年のようにロシア側に拿捕されている遠洋底びき網漁業については、他の漁業種類の操業にも多大な悪影響を与えている事実を十分自覚し、関係者が一体となって、違反の根絶に努めるようお願いします。」

----------
 こうゆう情報はどうなんだろう。漁業協定と言えば、日中、日韓、日露漁業協定が有名ですが、日本の漁船の違反について、もっと詳しい調査も必要ではないかと思えてきた。

 それは綺麗毎を言えば、誰かを罰するとかいうのでは無く、原因が何処にあるのか突き止めて、それをどう解決したらよいか考える為のネタにしなければならない。

 これが意図的に情報適用範囲を狭めて、細かい違反が繰り返されるような事態を意図的に作り出してる、とか思われても心外な筈である。

 もっと情報をオープンにして貰いたい。このページは、偶然Google先生で見つけたのだが、知らない人大勢いるんじゃないかな。

 外務省も頑張れだけど、水産庁も頑張ってくれー。

2007年8月7日火曜日

どこが勝訴?

 先月、第88豊進丸がロシアに拿捕された件で、僕も存在を始めて知った「国際海洋法裁判所」への提訴の件ですが、外務省のホムペで、麻生大先生が語っている「具体的な成果」である「返還」のステップである判決が出たようだ。
 東京新聞、時事、朝日、読売の記事を見てみると、うーん。やっぱ東京新聞さんの記事が一番丁寧です。

 「日本側に保証金1000万ルーブルのロシア側への支払い、ロシア側に漁船の即時返還と船長を含めた乗組員17人全員の即時解放をそれぞれ命じる判決を言い渡した。

 ただ、具体的には、やはり200海里侵犯はあった、から支払いが発生してるわけで、ここで戦う気はないんでしょう麻生大先生という事で、外務省のホムペを見ても、まだ発言内容は出てなかったのだが、時事がインタビューしてくれている所は、中々イー感じ。

 発言内容「日本の主張が認められたものと考えている、ロシアが判決を速やかに履行し、保証金が支払われれば豊進丸の船体および乗組員の釈放が実現するよう求める」からも手打ち感が伝わってくるので、この件はこれで収束するような気がします。

 あとは、

 1.誰が払うか
 2.(ロシア側は)いつ解放するのか

 の点ですね。事後処理をサクっと終わらせる事が、外務省の残務処理の一つなら、「後ろから平気で人をバッサリ斬れる、瀬島龍三仕込みの谷内外務事務次官」、まだまだ仕事は終わらないようですね。
 影ながら応援しておりますです。ハイ。

 で、どこが勝訴?

2007年8月5日日曜日

自分の意思か、マインドコントロールか

 先日、中学の時見た、「アトミック・カフェ」がTVでやってたのであら懐かしいと思って見た。当時どう思ったのか、正直覚えていない。ただ小僧の頃見た感想と今の感想では多少は進化していると思いたい・・・。
 あらかたAmazon,co,jpに感想は書いたが、今回思ったのが、comの方では、どんなレビューがついておるのじゃ、という疑問。
 面白かったのが(面白がっちゃイケないが)、あの映画の編集で使われているフィルムを当時、子供の頃見た人のレビューで、「当時は本気で避難用地下シェルターを作らないといられない程、怯えていた」というものがチラホラあったのである。これは本音だと思う(中には「50年代、コレを見たヤツラは確実にパラノイアでだまされやすかっただけだケケケ」みたいなのもある。全く根図世代のヤツラは何処の国でも似たり寄ったりだぜ・・・全く)。

 ここでは恐怖と不安を煽る事で「敵」に対して一致団結し、その為の実験にも献身的に協力しなくてはならない、という世論を生み出そうとやっきになっている一部の知識集団が居る。それはイラク侵攻でも、911でも、現在の中東諸国への政策にも現れている。

 ただ実際に渦中にいる人達は気づいていないだけだ。でも日本でその例は、って事で2chあたりをうろついていると、発見。

 「合同結婚式、6500人の行方を捜して」被害者家族が訴え」これすごいですね。

 ハーメルンの笛吹きか?やっぱ宗教はスゴイ!人種も国境も一足飛びだ。

 ただ、そうゆうオイラも誰かのマインドコントロールにハマっておりませんように、と願うばかりなのである(ふーん、で、誰に願うわけぇ?)。

・・・左門豊作ではない。けっしてぇぇぇ。

追記(2007/8/20)
リンク先の宗教系HP、色々話題があるようですねぇ。何故このような記事を載せたのか勘繰ってみるのも一興です。。

派遣のお仕事

 僕はアルバイトなら、それこそ学生時代色々やりましたが、今の会社に入ってからはずっとその会社なので、「派遣」で仕事をしたことがありません。

 ただ一時的に親会社に半年ほど行って仕事をしたのですが、耐えられなくなり、半ば強引に元の会社で働くよう策を図り戻ってしまいました。
 上司は代理をたてようとしましたが適わなかったようです。正直ざまーみろ。ただその代わり僕の会社での位置づけは決定づけられた様なので、それ以降はある程度好きにやる事にしています。

 僕のかつての上司(↑の人じゃなくて)は、会社人として一番大切なのは何か知っているか?と僕に問い質した事があります。

 うーんなんだろう。で、答えは「我慢力」だって事でしたが、キレるキレないは別にして、どこかに、「堪忍袋の緒」というものがあるのも確か。

 会社として、これ以上正社員を雇ったらキケン、というラインがあるのも確か。で、あるなら、幾らビジネスチャンスであろうと、現在の社員数で、そのビジネスプランをある程度遂行できるとマネジメントできる案件以外をこなそうとするから、こうゆう事がおきる。

 グッドウィルさんは、旨くそのスキ間をついただけで、彼らから人材を調達していた会社をやはり問題にすべきではないかと思う今日このごろである。売防法と同じ扱いが必要でしょーと思うっす。

参考文献:マネジャーの仕事

2007年8月4日土曜日

戦争で使う最新兵器

戦争で使う兵器、色々あるけど全部「コレ」になんねぇかな。うーん。

でもスイカとかカボチャとか大根とか水気が多くて硬いのはダメ。あと出来れば無農薬野菜で。ダイオキシン野菜とかも出来ればダメって事で・・・

2007年8月3日金曜日

アジアと仲良く出来ない日本

 産経新聞で、「日本の将兵達が利用したと喧伝されている”慰安婦と呼ばれている人達”に関する一定の方向性を持った運動」に関する記事が出た。

 アメリカは、日本がアジアの中核となる事を望んではおらず、中国の躍進を支持し続けているかのように見えるし、ただのロビー活動の結果にも見える。

 所で、現代を生きている日本人は、現実問題として、日本がアジアの中核となり、解決困難なアジアの諸問題を、日本の政治と併せて面倒を見ていく事を望んでいるんだろうか。

 自分に関して言えば、望んでいるとも言えるし、望んでいないとも言える。僕は常々、国連の下部組織として、日本や他のアジアの諸国の省庁を模倣した、アジア地域版の、機能特化した組織を作れればいいナと思っており、それは、どこか一国が「強い」という状態ではなく、各省庁の長官は、加盟するアジア諸国から、生え抜きの人材を揃えて、民主的な各国の選挙により権威付けられた、各国家の省庁の上部組織として、あくまで合議制で機能する組織である。

 ドイツでは、WW2時に生き延びたユダヤ人達がそろそろ老齢に差し掛かり、献金を引き出せなくなりつつあり、「二世の精神的ダメージをケアする献金」を求めて運動が展開されている。(ちなみに後50年したらどうすんだろうね。ユダヤの諸君は?今度は何をネタにするのか、生きている内に知りたいね)

 ドイツが偉いのは、ユダヤの一世に対する献金を少なからず行ってきたという意見を世界に広める事にある程度成功しているように思うが、日本はそれを十分に行わないでここ迄来たという意見への反論ときちんとしていないが為のツケを払わされていると言えなくもない。これは比較の問題ではなく事実である(だからアルジャジーラも日本に対して間違った見解を述べてしまう。ちゃんと日本と会話して言ってくれ。そしたらオイラもAAです)。

 ただね、単純に思うんですけど、「強制連行の韓国人被害者に慰労金、盧大統領が法案に拒否権」ってんなら、とりあえず日韓基本条約はおいといて、中国人でも韓国人でも、WW2で苦しんだ女性達(今ではヨロヨロのお婆ちゃんだ)が、自国のケアに満足してないなら絶対ケアすべきだ。だって可愛じゃん。そこは一つ、大人のお金の使い方てぇのをみしてやるのも考え方の一つだ。たかられると考えるんじゃなくて「あげちゃう」んだよ。まーそん時は「慰労金」じゃ流石にマズいけど。つーか韓国政府、日本じゃ「慰労金」って漢字じゃ金だせないから別の名詞を用意して下さい。そこよろしく。

 アジアの困ってる人達に使う税金は認めるぞ。うん。

 しかし、WW2で苦しんだ女性達(今ではお婆ちゃんだ)は日本にもいる。関係ないかもしれないが、前に上司だった人から、とある仕事で失敗した時、こんな事を言われた事がある。

 「金で解決できるなら、ケチケチしないで金払っちゃえばいいんダヨ」

 だとしたら金余りの企業や金満投資家から徴収すればイイ話なんでないかとも思ってしまう。公平分配を、WW2で苦しんだ人達に分けるのがそんなに悪い事だとは全く思えないんだよなー。糞ヘッジファンドやって大儲けしてたような奴らの税金吊り上げて負担させりゃいいのにねぇ。

 貧乏人の発想ですまん。また、日本に居るアジア諸国籍の人達や企業人達も消費税払ってんだから、こうゆう税金を吊り上げるのも手ではある。その代わり住民税もっと下げろって言いたいケド。

 しかし、数日前の産経新聞の記事を併せて読むと、「出来レースかよ!!」とも思う。ひどいっつうか、どれだけ被害者を馬鹿にするのか。日本は中国や韓国でWW2の時、酷い事をさんざんしたとの記録もある。しかし、広島や長崎で原爆で一瞬で蒸発した人や、戦後も苦しみ抜いた人達の事を思うと、アジアの人間をどれだけバカにすればいいのか・・・そしてそれに甘んじなくてはならない日本の首相の無念さは言葉に出来ない程、哀れだ。

 ブッシュ大統領は首脳会談後の共同記者会見で、「(安部)首相の謝罪を受け入れる」と首相の対応に理解を示しており、日米政府間では事実上解決済みとなっている。

 そしてホンダ議員は、中国ロビーに動かされた結果運動しただけで、もうアメリカは関係ないって事だ。

 中国と韓国は、日本から協力を引き出したいからと言って、アメリカを利用しようとしてもダメなんじゃないかと思う。今後のアジアをどうするかって事ですよ。それには直接対話するしかないのではないでしょうか?

 しかし、日本には僕のように、公共サービスは一国に留まるべきではない、って思ってる人も居るはずで、そうゆう人は、アジア圏一律で、公共サービスが受けられる仕組みの土台作りに、もっと日本は貢献すべきだとも思っている筈だ。

 ただ「靖国」と「慰安婦」がそれを進ませないカードとして、関係ない国に使われているのが外交弱者のアジア諸国のイタい実体だ。

 日本はそうゆう公共サービスを考えさせたら、かなりのアイディアと金が出せる国である。それをもっと他のアジア諸国は圧力をかけて引き出せばいいだけなのに。WW2の被害者だけの献金では、いつかはそのサービスが、ドイツの様に途切れてしまう。

 その為のカードに「靖国」と「慰安婦」を使ったらどうでしょう。諸外国の皆さん。欧米資本がアジアに喰らい付いて資本の搾取を継続したい気持ちはわかるが、アジアにも頭に良いヤツの一人や二人は居るわけで、アジアを分断させておきたいだけの策に、これ以上乗っかってもあんまりおトク感は無い。

 もう一段階高い位置にアジア全体でシフトすべきだ。

---
BGM
itune radio : www.sky.fm