2008年5月31日土曜日

ネパールと言えば・・・

 ネパールと言えば、ブッダ、ヒマラヤ、カトマンズ。

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 海外安全情報みたら、ネパールが王政から共和国制に移行する関係で、5月28日の制憲議会後、治安が不安定になる可能性があるので、「注意喚起」が出されていた。

 ネパールと言えば、ブッダ生誕の地として仏教繋がり、1960年に現天皇陛下がご訪問されていたり、ギュネンドラ国王も訪日されていたり、王室皇室繋がりって事でかなり関係は深い筈ですが、一般大衆の我々には、ネパール国民の誰か有名人知ってる?って話になると結構疎いですね。やっぱりお釈迦様って事になるのかな。また、ちょっとマニアになれば、有名なグルカ兵ククリナイフってのもありますね。

 所で、共和国制に移行するにあたり、国王を首都から退去させる措置がとられるらしいのですが、退去しなかった場合、王宮への襲撃や抗議活動が発生する可能性が示唆されており云々・・・というのは、切捨てには以外と寛容で浪花節大好きな日本人からすると、もうちょっと巧く出来なかったのかなぁ、と。

 ちなみに、共和制移行の原動力となった毛派を、米政府はテロ組織に指定(またか!)しているが、議会に食い込む形となったマオイスト(党)の議長は、最近会談したフェイゲンバーム米国務次官補代理の「あなた(議長)の政府と協力したい」と話したことを持ち出し、また「(国王は)亡命せず、国内で事業などで国民に奉仕すべきだ/政党を作って政界に進出してくれても構わない/日本の援助は常に死活的に重要な役割を果たしてきた/両国関係は皇室と王室間に限定されるものでない。自身も今後、訪日して関係拡大に努めたい(読売新聞)」と語る等、包囲網はバッチリかつ、スーチー女史の様な立場に、今の国王を位置付ける事には慎重な様です。自分が国家安定の障害によくも悪くもなっている(祭り上げられている)事は確かだからなぁ。

 元国王が、毛派を民主主義の敵だ、的な位置づけで海外からワイワイやられるのが困るってのも一つあるでしょうネ。それで思い出したのが、近隣国である、パキスタンのブット元首相暗殺と、ずっと続いているミャンマーのアウン・サン・スーチー女史の軟禁(親父さんは暗殺)です。

 やはり、ここは、明治維新後の大名みたいに、小さく政治に絡んで小金を溜めて、地元の名家に落ち着いた方が利口かつ将来性があるんじゃないか、そう思うわけです。毛派と言えば、隣国である中国の影響大だとは思いますが、これでまた一国、グローバリゼーションからイチ抜けした国が増えたって事でしょうネ。

 頑張れネパール、パキスタン、ミャンマー(ビルマ)!

 ただまぁ。今の所日本じゃ考えられないですね。仮に天皇陛下が東京から出る場合、行き先はやっぱり京都かな。二条城改修でもしますか。

BGM:ゴダイゴ 西遊記