もう9月の半ばです。なんか寒い・・・でも心はあったかいので大丈夫!な、筈。
なんて言っているのは、久々に杏里の昨年再発されたCD「Timely!!」に入っている、当時シングルのB面だった、"Remenber Summer Days"を聞いてるから。
杏里は歌が巧い、というより、すごい透明感のある声なので好きです。ジャケ買い、ならぬ「声買い」。"Timely"は、1983発売、という事で、ヘンな打ち込みとかDX-7バァーンとかあんまり無い所がイイ。1984~90年代初頭のJ-POPは、はっきり言って聞けたモンじゃないので、この頃迄の女性ボーカルものの中では、中々アレンジも凝っていて、演奏者も巧くてかなり聞いていて気持ち良いのである。
あとこのアルバムの1曲目は、「Cat's Eye」だったりするのですが、アルバムの中に入っているバージョンは、シングルバージョンとは違い、「ヘンなシンセ」とか、「今聞くとツラ過ぎるシモンズ」とか入ってない代わりに、故・青木智仁大先生の若々しいスラップベースソロが入っていてなんか微笑ましい。そして、アルバムでは1曲目とのメドレーっぽく入っている名曲"Windy Summer"に続く訳です。
「こっころに一つのっ("Crazy Summer ベイベェー")」
とか角松コーラスアレンジ丸出しな所、バラードもミドルテンポのファンク調の曲のバランスも良く、初めから最後迄、結構な高揚感を味あわせてくれるのです。
PCの音源を、コントローラーからiPod感覚で選んでステレオで聴けると、普段聞かない音源も、すぐ聞けるので嬉しい。Squeezebox Duetってマジで便利です(でも、今迄の音源をCDからアップコンバートする作業はもういつになったら終わるのかわかりません)。
---
そう言えば、iPod classic、新しいの出ましたね。自分の持っているiPodは、2年位前に出た160GBモデルです。前回のモデル一新で、iPod Classicの最大容量モデルが、120GBに落ちたので、あぁ、もう絶対、持ってるiPod大切に扱わなくちゃ、と思った人達が何人居た事か・・・。
CDとかレコードとか音源の多い人にとって、オシャレとか、使い勝手とか言う前に、この手の携帯プレイヤーって、容量的にiPod Classicしか選択肢が無い。
そこら辺りは、appleもわかっていて、"iPod Classic"には、特に目新しい機能とかは無い。160GB買う奴は、多分、音楽ファイルが一杯あって、その他の機能は使わないだろう、とか、目新しい機能は必要ないというアンケート結果がある、とか、他の機能で容量を潰さない様、ビデオもゲームもインストールしない様にしている傾向がある、とか、もうデータはあるんじゃないでしょうか。
少なくとも日本のオーディオメーカーは、そうゆう、所謂オーディオマニアを相手にしてた筈なんだけど、売れ筋ばっかり考えてるから、iPodに市場掻っ攫われるは、Squeezebox duetとか、新製品のTouchみたいなユーザニーズをいち早く取り入れた、魅力的な新製品とかを作りこむ体制や体質が消えかかってますね(Touchにラジオ(FM、AM)機能、録音ボタン --> MP3化機能があればもう完璧なんですが)。
技術はあるけど、それを発揮する場が無いって言うか、デザインに偏り過ぎって言うかね・・・。オタクっぽい商品を、生産台数は少なくてイイからもっと作って欲しいですね。SONYとかには。今、Sonyの単品オーディオ買う人っていないから。ただの電気メーカーになってる。まぁ、それを目指して成功したのかもしれないが。
ただ最近、この手のファイル音源系のオーディオに、DENONさんが頑張りだしてるみたいですがまだまだ。アメリカに10年遅れてます。