2009年10月5日月曜日

角松敏生ライブ No Turns 2009

 今年3月に出た角松のアルバムのツアー、大宮ソニックシティに行ってきました。季節は夏を通り過ぎ、実りの秋へ・・・

 角松のライブは、2007年末の中野サンプラザ以来となるので、1年半ぶり位ですかね。彼のライブは、アルバム聴くよりずっと良いので機会があれば行く様にしてます。
 前作のアルバムが、Steve Gadd大先生を呼んだり、ご本人も力を入れたものだっただけに、「次の展開はどうなんだろー」的に感じてたんですが、いや、角松の場合、いつも「次どうなんだろー」だから、まぁいつもの事か?という訳でインプレ。

 「ユルイ」

 漢字で書くと「緩い」となりますが、NO TURNS(初回生産限定盤/Blu-spec CD)というアルバム自体、聞いた限りユルユルだったので、ライブもいい感じでユルいんだろうなぁ、と思ってリラックスして聞きに行きました。誤解の無い様に言っておきたいんですが、角松の場合、ユルい、というのは、忍法「肩の力が抜けている」という事で、プロなミュージシャンが、ある程度の緊張感を持って、楽しんでプレイしているんだろうなぁ、という事を想像している訳です。
 ただその中でも、「君をこえる日」だけは、なんとなく血管ブチ切れるんじゃないかって程熱唱してた気がします(んほぉぉぉぉえぇぇぇーッ)。って。格好いいなぁ。

 結果、以下プレイリストにもある通り、今迄散々言われてきた、沖縄色もサウンド的に抜けたものになっています。
 でもさー、ON THE CITY SHOREとか聞いてると、沖縄行きたいでしょ?
 そこら辺りが、バブル世代の訳わかんない所ではある。

 さて、まだ今回のNo Turnsライブの聞き所は沢山あるが、僕が推したいのは、2人の女性バッキングコーラスである。角松のバックコーラスは、80年代、国分友里恵さんとか、女性ボーカル主体であったわけだが、今回は、以下セットリストの通りの選曲なので、非常に相性がいいのである。
 もう一点は、今剛さんと梶原順さんのツインギター。所々ユニゾンすると、気分はもう70~80年代初頭にAORなんです。また、今剛は、曲によって、ペダルスティールギターで、夏っぽさを演出してたり、今回はもう所謂、アメリカ西海岸系AORの世界が堪能出来ると思いますね。

 こうゆう音楽は、会社帰りに、フラっと立ち寄ったライブハウスでなんかやってると(高円寺、吉祥寺あたりで)、すごく楽しそうなんですけどねぇ。
 ただ、そんな機会が、今後巡ってくるかもしれないので(地方のファンには悪いが)、ちょっと期待している自分も居るのです。


セットリスト: 2009.10.4(SUN) 大宮ソニックシティ 18:00~21:30
メンバ : /dr:江口信夫/b:松原秀樹/g:今剛,梶原順/keys:小林信吾,森俊之/per:田中倫明/b-vo:千秋,凡子

 01. Premotion Of Summer~Way To The Shore
 02. Reminiscing 03. What Do You Think
 04. もっと 05. You Can Go Your Own Way
 06. 美しいつながり 07. 鏡の中の二人
 08. Widow On The Shore~Bearch's Widow
 09. Let Me Say 10. 君をこえる日 11. Tokyo Tower
 12. Pansy 13. INTRODUCTION 14. Falling in Love
 15. Love Junky 16. 木漏れ陽 17. I Must Be Change My Life & Love For Me
 18. Rush Hour 19. This Is My Truth 20. All Is Vanity
 21. Girl In The Box 22. Cat Walk 23. Take You To The Sky High
 24. No End Summer 25. 夜の蝉

 ・・・あっ!大宜見元さんと友成好弘さんがいない。

※ NHKホール(11/7)行ってきました。セットリストは大宮と同じでした。うぅん。どうせ"WEEKEND FLY TO THE SUN"からの選曲なら、"Space Scrapper"で、松原秀樹にLouis Johnsonのマネとかして欲しかったのに・・・。げっどーんげーっだーん。

※ ブルーレイ化(左)&DVD(右)化されました!当然ブルーレイをお勧め。