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2月, 2008の投稿を表示しています

祝!再発!「Private Passion」

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 Jeff Lorberの名前を知ったのは、角松敏生のアルバム「 Reasons for Thousand lovers 」だった。その中で、「Polar」というミドルテンポの曲が、いたく気に入ってクレジットを見たら彼だった、というワケである。  だから当時、1988年、丁度大学に入りたてか高校3年生位だったですねぇ。懐かすぃ。その頃(今もあるかも?)、高田馬場に輸入版のCDがレンタルできるという店があって、そこで借りたのが、   Private Passion (1986)と、  Lift Off  でした。  Jeff Lorberはレコード会社を何回か移籍していて、発売年代、アルバム毎に、Inner City、Arista、WB、Verve-Forecast、Samson Records(日本ではavexの角松のレーベルから)、Narada Jazz、最新アルバムがBlue Noteから、となっています。  ちょっと前迄、CDとしてほぼ絶対手に入らなかったのが、Inner City時代の、1st「The Jeff Lorber Fusion」、2nd「Water Sign」、Aristaで、当時N.Y.のSoul系ミュージックシーンで先鋭的な音作りをしていた"The System"のプロデュースによる、1985のアルバム「Step By Step」、そして今回再発された「Private Passion」です。  じゃ、「Lift Off」は?となる訳ですが、これは何故かAristaが出した、1st、2ndの曲を混ぜたコンピだった様です。  しかし、1st、2nd、"Step By Step"は未だにCDでは手に入らない訳ですが、今回、1作しか残していない、WB時代の(筆者の主観による)名盤、「Private Passion」が再発されたのは本当に嬉しい事です。CD化されない3作に関してはもはや権利関係の整理不能で、もう諦めた方がいいのかもしれないなぁ・・・。  所で、昔のCDが再発される場合、オマケ(当時のシングルのB面、別テイク、ロングバージョン)がついていたり、リマスタされていたり、というのがあるのですが、今回の「Private Passion」にも、1曲目の「Facts Of Love」のRemix、Dubバージョ...

TOSHIKI KADOMATSU Performance 2006 “Player’s Prayer” SPECIAL 2006.12.16 NAKANO SUNPLAZA

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大好きなミュージシャンのタイトルを3つ入手。 DVD:角松敏生「 TOSHIKI KADOMATSU Performance 2006 “Player’s Prayer” SPECIAL 2006.12.16 NAKANO SUNPLAZA 」 CD:Stuff「 ライヴ・アット・モントルー1976 」 CD:Doobie Brothers「 What Were Once Vices Are Now Habits 」 午前中、amazonから届いて至福の時を過ごすのであった・・・。 ---  角松のライブに関しては、DVDの他にBluerayも出てるみたいですが環境ないのでDVDで我慢。とは言え、あまりのアンサンブルに、「これがホールライブ?あぁ現代の編集技術ってスゴいねぇぇ」と、映像が無ければ言ってしまう程。  しかしスタジオレコーディングアルバムには無い、ミュージシャン同士の一体感はすごかった・・・。録画でコレなので、実際のライブを体験出来たのは本当にラッキーと言うか巡り合わせというか何というか・・・。  とにかく、角松ファンでなくても、Popsファンなら一度は見て欲しいですねぇぇぇ。Steve Gaddが居るので、畑的には、Fusionファン、AORファンなら直球、ド真ん中って所でしょう。  スタジオ盤アルバム「 Prayer 」からの楽曲を中心に、「 存在の証明 」から「愛と修羅」、「 On The City Shore 」から定番の「Take You To The Sky High」も演奏、&Steve Gaddで!  ちなみにこの「愛と修羅」だが、このドラムパターン、どっかで・・・とずっと気になってたんですが、先日偶然iPodのシャッフル機能で聞いてたら判明。Neil Larsenのアルバム「 High Gear 」の「This Time Tomorrow」だった。定番的なこのリズムも、時代と演者が変わればわかんなくなるもんだなー、と何故か関心している。この曲もそう言えばSteve Gaddだったしね・・・「たっつん・たかつん・たかたかたっ・つーん」ってゆうシンバルのパターンが、Steve Gaddが演るとメロディ(?)に聞こえるのが不思議であるのサ。  いやでもねぇ。このライブに来れなかった角ファンはホントに残念でしたねン。このライブ、ファンクラブ...

情報漏洩のツケ

 佐藤優さんのサンケイWebの連載、「地球を切る」は面白いなぁ。今回は、内調の役人が、秘密漏洩にあたるとして 懲戒免職された内容 がメインなのだが、切り口は、「情報を得る為のテクニック」である。このテクニックは、池波正太郎の小説「鬼平犯科帳」で、平蔵が市井の人間や、少しコレ者な人達から情報を得る手口とクリソツであるネ。  この旦那、「( 贈収賄と国家公務員法違反で、警視庁が東京地検に事件を送致 )」との事だが、問題の目の付け所と、今後の対策を語っている。面白いのが、 「一般論として、日本の官僚は子供のころから、褒められてばかりいて、しかられることが極度に苦手な学校秀才型が多いので、他者に認められたいという「認知欲」が肥大している」  と言う下り。これは、「一般論として」と前置きがあるが、中々言葉にするのは簡単でも、短い文章で、端的に相手に伝わる表現にするのが難しい。既に何処かに存在して活用されているマニュアル文章なのかもしれないですネ。ただ、これが、役人や政治家を注視してきた佐藤さんの、「役人や政治家の90%以上がコレに当たる」という分析結果だとしたら悲しいものです。  最後の、「国民の防諜(ぼうちょう)意識を啓発することが重要である。」という文章の、「国民の」は、本当は、「役人や政治家の」なんでしょう。皮肉が通じない奴は困るよな。ご苦労様です。  この件は、自分もネットの記事で見ていて、「重要な情報はなかった」とする内容に違和感を覚えた。なら流した情報を全て見せろ、という訳にもいかない。国民の知る権利で、国民以外の人達の知る所となった時、どうにもならないからで、裁判の内容も公開しない方がいいでしょう。それ位はわかる。ただ別の方法で、その内容が、有用なものが流されていたかいないかを、暗喩で匂わせている。 「インテリジェンスの相場観でみると、この内調職員をロシア側は重視している。それは工作員が後任にこの内調職員を引き継いでいることでわかる。個人的友人は引き継がない。」  という結びなのだが、これはインテリジェンスの・・・と大上段に言わなくても、例えば、会社の営業部員の配置転換で顧客を同僚や後輩に引き継ぐ際はどこでも行われている一般論であり、僕も知っているしやっている。そして「何故、引き継ぐか、引き継がないか」は、その人の能力で決まる。  だけどこの件の内容を分析する時...