2010年8月28日土曜日

最後のCDプレイヤーになりそう

組合に上納していた一部のお金が、ちょっとまとまった額で戻ってきました。
 特に欲しいものがあるか?っていうと、ある。

 唯物至上主義者である自分としては、ななな何を買おうかな?等と早くも考えてしまうわけですが、丁度欲しいモノが、2つあります。ん?2つだけ?いやもっとありますが、とりあえず、次に買うものとして決めていたのが、2つある、ってだけです。

 1.DCD-1650SE
 2.・・・これはまだ書かないでおこう。

 で、買ってしまった・・・。
 今持ってるのは、同じDENONの、DCD-1650AEです、音質等に関して特に不満があるわけではありません。では何故買ってしまったのか?という事ですが、以下の機能を是非使ってみたかった、また、使うつもりだったからです。

 DAC機能

 既に、CDをCDプレイヤーで聴く、という文化自体が廃れてきている昨今、CDプレイヤーに、Optical in/同軸INの2系統をつける、なんていうアイディアが出て、それが製品化される事自体、CDプレイヤー、というものの末期ケースだと思うのです。

 この感覚は、2006年にSONYが出した、MZ-RH1というポータルMD最後にして最高の名機に似てます。しかし、MDは、MDというメディア自体が既に、HDDやメモリオーディオに喰われていた、というのもありますが、何で、こんな感覚になったのかなー、というと、自分の場合は、ブルーレイ・オーディオの登場です。当然、CDプレイヤーでは、ブルーレイは再生出来ません・・・。

 ただ、今後の主流は、5.1chミックス(+2chミックス)、その他特典データも満載可能な、ブルーレイに移っていく気がします(あくまでパッケージ流通上では、という話ですが)。

 そうなると、当然、CDしか再生出来ないCDプレイヤーは、使われなくなるのでは、という筋書きがあり、(当然、DVDオーディオとかの2の舞の可能性もあるわけですが)、しかし今の自分はこのCDプレイヤーは、CDの再生を主な目的に買ったのでは無く(勿論、CDを再生する事はあるかと思いますが)、インターネットラジオや、LAN HDD内に溜めた音源を、コイツのDACを通して聴く、という使い途が主、という話になります。

 こう書くと、「じゃあDACだけ買い足せばいいじゃーん」と思った事は思ったのですが、自分のオーディオラックスペースの問題と、後で買い足したい機材の為に、DACだけでスペースを取るのはどうかと思う・・・という理由から、買ってしまったのです(当然CDも聴く事は聞くでしょうが、Squeezeboz経由再生と比べレれば格段に回数は低いと思う・・・)。一粒で2度美味しい!的な(笑)。

 所で、DACとしての入力元は、"Squeezebox Duet"です。今迄はアナログ接続してたのですが、今回晴れて、Opticalで、DCD-1650SEのDACを通し、DENONさん誇るAL32Prosessingで、アンプに入力させる事が出来ました。あと、Duetさんは、同軸デジタルのOutもついているので、同軸の方は捨てるに捨てられないYAMAHAのAVアンプ(時々やっぱり試したくなるシネマDSP。w)に繋げてサブとして。どっちも音質は向上しましたが、やはり、ピュアなDCD-2000AEの方があからさまに音質が変わりました。
 これなら早く、昔リッピングした128kbpsをもうちょっと上にレートにして、とか夢は膨らみますが、時間が・・・(笑)。

※ squeezebox絡みのその他の投稿
※ LogitechのSqueezeboxのサイト

 試し聴きで使った音源は3枚。アンプは同じDENONのPMA-2000AEです。それぞれ、原盤、Squeezeboz経由、i-Podと聴いてみました。以下はどれも、自分が原盤を聴いて、「これは音も演奏もイイ!」と思ったものです。

1.classic
Los Angeles Chamber Orchestra/Jeffrey Kahane/Hilary Hahn - Bach: Violin Concerto(2002/SACD)

2.Fusion
Jeff Lober - Flipside(2006)

3.J-POP
角松敏生 - Citylights Dandy(2010)

 一番気になる、DCD-1650SEを通してSqueezebox経由で出した音は、Applelossress、MP3共に、音像が引き締まった感じになりました。今迄ぼやけていた音の耳への入り方がストレート気味になったと言うか、それを改善と呼ぶかどうかは別にして、確かに音質は変わったと考えられます(ただ、一点、SACDだけは、どうフォローしようが、音の広がり、滑らかさ等はもうズバ抜けてます)。良かったのは、Classicのapplelossressで、SACDには及ばないものの、「ながら聴き」する位なら十分なレベルでした(っていうか元々のDENONの傾向とか相性もあるのかもしれません)。SACDを100点、とすると、以下な感じです。点数は感覚です。そもそもオーディオなんて感覚ですが。ただ、CD直聴きと、Squeezebox経由のapplelossressは、ブラインドテスト上、自分にはほとんど区別がつかずです。あ、いや、素晴らしい聴覚をお持ちの方は違いがわかる筈ですが、自分は、って事で・・・。

 1位:SACD 100点
 2位:CD 90点
 2位:Squeezebox 経由 90点(applelossress)
 4位:Squeezebox 経由 85点(mp3 256kbps)
 5位:i-Pod classic 160GB 経由 applelossress 75点
 6位:i-Pod classic 160GB 経由 (mp3 256kbps) 70点

※ 上記の様な結果になる事はなるのですが、便利さ、という点に於いては、USB端子にi-Podを繋げると、i-Podのデータも聴ける機能はなかなかなアイディアだと思います。
 自分が使ったのは、第6世代のi-Pod classicです。本体に繋げると数秒で認識して、i-pod側でも本体付属のリモコンからでも操作可能になり、かなり直感的なのでストレスなく使える良い機能だと思いますね。
 USBオーディオだとMP3/WMAだけしか聴けない様ですが、i-Podを繋ぐと、中のAAC、Applelossressも再生可能でした。
 でもSqueezeboxあるから使わないかな。

 ・・・という事で、最初にCDプレイヤーを所持してから25年近く経ちますが、最後のCDプレイヤーとして、大事に使いたいなー、とか思ってます。


 ところで!、Squeezebox Serverの「Windows Home Server Edition」が気になってきました。今は、NetgearのReadyNAS DUO使ってますが、安い家庭用NASがバッファロー辺りから出れば買っちゃうかも・・・。

おわり。